7/3。お昼過ぎ。会社にて。

お昼を食べ終わった後、トイレで用を足し、
トイレットペーパーでお尻をふいたら、
なんと、ペーパーに生理のような血がべっとりと!

「出血した!!!」

なんでなんで?

土曜日のカラオケがいけなかった?

仕事続けたのがいけなかった??

高齢出産予備軍なんだから、
もっとおとなしく大事にしてれば良かった??

いろんな思いが駆け巡り、
時間外だけどとりあえず病院へ行こうと
涙目で後輩ちゃんに「病院行って来るっ!!」と伝え、
仕事をほっぽりだして病院へ向かった。

「赤ちゃん、ごめんね。
 お母さん、無理しちゃったかな。
 お願い、頑張って!もうすぐ病院だからね!!」

本当は、冷静に電話で聞けば良かったのかも知れない。
でも、診察券を持っていなかったから番号がわからなくて。
それに調べてる余裕もなくて。

病院は、会社から車で5分のところ。
こういうこともあろうかと、
会社から近い病院にして良かった、と
このときは思った。

がしかし。その病院の対応といったら・・。

病院は、やはり時間外のため
ドアは開いているが、受付はシャッターが下りていた。

「すいませぇぇーん」と叫ぶが誰も出てこない。

インターホンがあったので、連打したら、
ようやく奥から若い看護士さんが出てきた。

「出血したんですぅぅぅ。」と泣きながら訴えると

「少々お待ちくださいね。」と
先生と相談しに奥へ引っ込んでいった。

「よかった・・。診てもらえる。」

先生を待つこと5分ぐらい、だろうか?
それも、ものすごぉぉく長く感じ、
その間も、出血が止まらない・・。

すごくすごく不安になって、
涙がぼろぼろ出てきたとき、
看護士さんが戻ってきた。

看護士さんの顔をみたら
少し安心してまた涙が溢れた。

しかし

「とりあえず、これ飲んで
 家で安静にしててください。」

と、薬だけポンと渡され。

淡々と薬の説明を始める看護士さん。

あれ?あの、先生は?

「あ、あの、診てもらえないんですか?」

そう問うと

「時間外ですし・・。
 先生からそういう指示でしたので。
 先生はこれから出かけられるので。」

少々申し訳なさそうに言う看護士さん・・。

医者にとっては
妊婦の出血などよくある話で
たいしたことないのかもしれない。

でもこっちは、初めてだから不安なんです!
忙しいにしても、診察できないにしても、
2,3分顔出して先生の口から「大丈夫ですよ。」と
一言でもあれば、安心できるのに、
看護士産伝いに薬を渡すだけなんて、
その対応は、ないでしょう??

切なくて、涙がドンドン溢れ
「明日、時間内に来れば診てもらえますよね?」
と聞いたら、

「明日?来られるんですか?
 薬飲んで症状が治まらなければ、そうしてください。」

と、淡々と。
いや、看護士さんは決して冷たい態度だったわけではない。
もっともな事を言っているまでだ。

でも、その時の私には、

"ガタガタ騒ぐなって。
とりあえず、薬飲んで家で寝とけって。"

と聞こえた。

先生も先生なら、
看護士も看護士だ。と。

もういい!と思い、
「ありがとうございました。」と
一応お礼をして、病院を後にした。

「家で安静」に、と言われても、
こんな気持ちで安静でなんかいられるかっ!!
と思い、

うちの近所にある
この当たりじゃ人気No1の産婦人科へ駆け込んだ。

時間外だし、しかも初診だしで、
失礼なのは承知だけど、
この不安な気持ちをなんとかしたくて・・・。

もう、目も鼻も真っ赤にして
受付で症状を訴えたら、

看護士さんもすごく心配そうにしてくれて、

「いますぐ先生に話してみますからね、
 どうぞ、そこのソファーへおかけになって!!」

と、すぐに先生を呼びに行ってくれ、

「今から診察しますからね。心配しないで!!」

と、とても優しい対応だった。

先生も、とても丁寧に親切に診てくれて・・。

うぅっ、ありがとうございます!!!
この病院、やっぱり評判どおりのいい病院だ。

お医者さんもいろいろ大変だろうけど、
こうやって、困っている時に助けてくれるお医者さんって
本当、素敵ですよね。

それに家から一番近いので、
前々から、分娩はここでお願いしようと思っていたので、
分娩の予約を申し入れたら、

なんと、人気なだけに
2月出産まで予約でいっぱいとのことで・・。

ああ、やっぱり最初からココにしておけばよかった・・。

でも仕方ないので、重々お礼をし、
「2人目は絶対ここで産もう。」と誓い、
病院を後にしたのでした。

・・・と、まあ、
ヤレヤレな1日だったのでした。

あ、出血は、大丈夫かって?

てへ!

実は出血は、「赤ちゃんのところ」からではなく、
お恥ずかしながら「尿道」からでした!
おさわがせーー!!!

内診で診てもらったとき、
「あ〜。これ、尿道からですね!」

と言われたときは、「へっ!!?」と
ものすごく、拍子抜けして!
なんだよ、これ「ドッキリ」かよ!と。

その「尿道からの出血」も
後日、泌尿器科へ行き調べてもらったら、
尿道にポリープ?血豆?が出来て、
それが破裂したせいだろうとかで。

特に問題なし!とのことで。

ああ、よかった。

でもほんと、
赤ちゃん無事でよかった・・。

今まで仕事やら何やらで忙しくて、
赤ちゃんの事、たまに忘れがちで、
全然思ってやれてなくて、
てか、正直、実感があまりなくて、
それで流産しちゃっても仕方がない、
また作ればいいや、ぐらいに思ってた・・・。

でも実際、失うかもしれないという窮地に立たされた時に、
自分の日頃の行いを、ものすごく後悔し、
絶対失いたくない!!という気持ちが沸いてきた。
絶対に絶対に守りたい!って。

赤ちゃんが「あたいはココにいるよ!」と
私の体を使って訴えたのかな。

「失ってもいいの?」と
赤ちゃんが仕掛けた「ドッキリ」。


それからは、心を入れ替え、
赤ちゃんの事を大事に大事に思うようになりました。

ごめんね。赤ちゃん。
元気に産まれてきてね。

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