引退興行終了。

2004年12月18日 音楽
 長いようで実際本当に長かった、サークル生活が終わってしまいました。帰宅は翌土曜の夕方。

 二限に出席。その後会場に向かいました。着いたら時間前なのに何故かゲネが始まっており(現地で初めて触ったチェンバロの感触を覚えたかったみたい。指揮者が。)あわてて着席。そしてゲネ。ゲネ、というかステリハ、のはずなのに思いっきり全曲通すし通すだけじゃなく返しまくりでかなりの疲労がありましたよ、正直。
 しかも自分がコンマスやった曲は(自分も含め)ひどい出来。クラクラしました。いやそれにしてもこれが人生たぶん最初で最後のコンマスだったわけですが緊張しますね、あれ。みんなが座ってから後から出てってチューニングするのがたまりません。僕がやったのはどっかの大統領が死んだときにも流れたという由緒正しき?葬式曲でかなりまぁ難しい曲だったわけです。問題は集中力、というやつでそれが厄介で。音符は簡単なんだけどね。あと運弓下手だとものすごい勢いでバレバレ。話を返せば指揮者も結構不機嫌でした。僕に対して、であろう事は想像つくような感じで。

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 ま、今回僕が失敗したことはあれですね、一つには自分の教育。オケをどうするか、に心を砕きすぎてどうすればオケから力を引き出せるか(というとかなりオオゲサだけど)というコンマスとしての技量を磨けなかった。まぁこれに関しては今回だけに必要な事なわけでその割に面倒なわけなんですが…。確かに多かれ少なかれみんなは僕を見て弾くわけでその点、真に不本意ながら実力不足による不可抗力的な部分もありつつそれでももっと努力できた部分はあるかな、と。

 逆に良かったのは自分の雑多な知識が明確に役立ったこと。セブンス等和音構成の話からこの音が重要、とかこの流れだとこの和音はこの和音に向かってるからそれを意識しろ、とか。自分には全体の方向性があり、そしてそれに向けてどうしたいか、という細かい事もある程度言えた、とは思う。

 ただそのとても大きいところと細かい音符単位の所は指摘できたけど中くらい、つまりフレーズ単位とかでは上手く流れを伝えられなかった、かもしれない。パート間の音量音質のバランスには相当気をつけたつもりだったのだけれど。

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そしてゲネ終了、A木嬢が挟み込みに来る…はずだったのに遅れて来れず。でもその辺は後輩がなんとかしてくれる。多謝。開演までの短い間を遅れてきたA木嬢に買ってきてもらったおにぎりなど食しつつ過ごす。この辺りは結構緊張MAXでしたね正直。普通にやれてれば僕自身緊張するタイプじゃないし全然なんだけどあまりにもリハの内容がひどかったので。

 
 そんなこんなで開演、なんか短く感じた本番でした。ゲネが凄く長く感じたのに比べて。集中してたってのもあるだろうし。僕がコンマスやったのは2曲目で、その頃には緊張は落ち着き結構上手くやれました。譜面台がずり落ちていて低く、半分暗譜で弾いてたせいで一瞬落ちたりもしましたがアンサンブルも悪くなく(「良い」には程遠かったけど…)まぁ、及第点って感じかな。他の曲も特に転びもしなかったし。全体的にも悪くない演奏会だったと思います。

 そういやアンケートに「1stの1プルトの二人は痩せすぎ、大丈夫?」とか書いてありました。笑った。すいませんね痩せてて。…ってそこまでじゃないんだけどなぁ…スーツはブリ系じゃいからそんな着痩せ?もしないだろうし。

 まぁ、いいや。終演後、A木嬢につき合わせて0.5次会。第九の打ち合わせ、がホントの用件だったのだけれど。うーんしかし警戒されてるのかなぁ…。微妙な空気でした。

 打ち上げ会場に遅れて移動。気は乗らないしT丸さんは遊んでくれないしトラの皆様は来ないし、でもう結構な勢いでつまらない会でした。でもまぁ、2次会あるしなぁ…みたいな感じでだらだらと後輩に説教などしつつ過ごしていました。2次会は二次会で後輩に金を払わせたのだけれど一人でタバコ吸ってるだけ、みたいな会で。なんで来たんだろーとか思っていましたよ。結局あんまり盛り上がってるのは苦手なのです。特に大人数がイヤ。でもなんだかんだ言って後から思い出すと楽しかったりするんだよなぁ…全然意味不明、っていうか理屈が通ってませんが。T丸さんは調子が悪い、って言って早々と帰ってしまい。

 朝になって寝ながら持ってきた楽譜のあわせをやったりうっかり寝たら「先輩って目閉じてると切れ長でかっこいい目なんですねぇ…」ってそりゃ余計なお世話ですよね。同輩はみな帰る中タイミングが無いので後輩にくっついて町を彷徨。学校行ったり後輩の家行ったり。とまってると意識失うしね。ラーメン食ってだらだらして解散。結局家に着いたのは…3時半とかでした。流石に1時間ほど寝ました。おきててもなにも出来ない状態だったので。

 後輩(と先輩)に寄せ書きのようなものを貰ったりしてそれはうれしかったりしました。懐かしい事とか書いてあったりね。前のほうがそういう気持ちが強かったとはいえ後輩を可愛がってたし「自分が勧誘していれた」っていう気持ちも強かったしそういう中であーいうものを貰うのはうれしいものです。あと先輩に評価してもらえる、ってのもね。いいね。半分くらいの後輩が「シャツの柄が凄い」とか「覚えやすかった」とか書いてたりしたのにも笑ったり。こういうのって相手によっちゃ自分が書く立場だとネタ探しに困ったりする人もいるんだけど僕の場合はそんなことはありえないなぁ、などと思ったり。


BGM

Chaos / Daija
…こんなのもレビューにあるのね。マニアック。画像とデータはマキシのもの。

Liquid Tension Experiment /
Liquid Tension Experiment

祖母が倒れた

2004年12月18日 考え事
 ので深夜起こされて病院に行ってきました。叔母が死んだのはもう2年くらい前ですか?それ以来でしょうか。あ、でも叔母の時は僕が合宿中で病院とか行ってないんだよな。

 こういった時、僕はとても困ります。どうやら反応が他人と違うみたいなので。やっぱ抑制されてますからね、感情。陰気臭い病院で陰気臭い話をしても何の役にも立たないし悲しくなってくるじゃないですか。別に笑い話をしろとは言いませんが関係ない話でもして気分転換でもしないとやってられない気がするんですけどね。
 溶け込めないんですよ。黙るしかないというか。悲しく、むなしくはあれど多分祖母が死んだとしても泣きはしないだろうし(そもそも男が涙を…とかは別の話としてね)多分それを引きずらずに普通に暮らせる。それも悲しい。そういう心を本当に動かされる範囲がものすごく狭いのかなと思ったりする。誰が死んだら悲しいか、も。

 しかし5時間くらいは寝たとはいえ昨日が昨日だから眠いなぁ…。今5時前だし。

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