Cornelius“MUSIC”ジャッジに一票
2006年10月11日 音楽 コメント (15)
小山田圭吾 Cornelius 2006/08/23 ¥1,200 Music
今回のチアー&ジャッジはCorneliusのニュー・シングル“MUSIC”ですが、この曲。
最近発売されたパットメセニーとブラッドメルドーのアルバム「Metheny Mehldau」のラスト曲の「Make Peace」に似てて、ちょっとびっくり。
パクリはこの世に多いけど、同時期に出てくるというのは珍しいことではないかと。
シンクロニシティ(何かの要因があって同じメロディが浮かんだ?)か、それともメロディの枯渇問題(メロディって有限って思ってて、もうほとんど出尽くしたんじゃないのか?とか。現在存在しうる全てのメロディのデータベースがあるとして、以前には存在しない音楽っていうのをコンピュータが探し出す時代が来る?もう来てる?)のどちらかかもしれない。
同じモチーフからできたようなこの2曲ですが、曲の展開・雰囲気含めてメセニーのほうが断然好き。
Metheny Mehldauはずっとこれから聞き続けていくだろうなーって思う。
(チアジャッジの趣旨と違ってきてるけど気にしない)
MUSICは、最後のほうの歌詞"奇妙な現象・空気振動"のところでぶるぶるきます。(ぶるぶる感では、新曲Breezin’の2曲目CUEがすごかったり。アレンジにびっくりしてクラクラきて倒れそうになった(笑)タワレコで試聴してたのですが、Corneliusの裏に菊地さんのコーナーがあったりして。UAの時は当然ですがペペもJPOPのフロアにあるのは意外です。YMOのBGM今聴いてますが、CUE。名曲ですね。)
ということで、はじめからジャッジに傾きつつ、本題へ。
■ジャチ菊「小山田氏とはほんの若干だけれども知古があるからね。」
知古という初めて聞く言葉。辞書にもなくて、検索したら「著名人と知古がある」とか使われてる。なぜ辞書にないんだろう?
■チア菊「あともうひとつ。このシングルはトラックが5つ入ってるんだけど」
4曲ですよね?Make Peaceも含めて5曲だとしたらすごい/すごすぎる/そんなわけない。
■チア菊「Corneliusって、実は一番最初から〈定番感/円熟感〉を築こうとしていた気がするけど。斬新さやエッジ感はオマケだったと思うな。オマケなのにもの凄かった訳だけど」
■ジャチ菊「それはクールなポーズを鵜呑みにしただけでしょ。斬新さやエッジ感はCorneliusのライフラインだよ。定番感や円熟感なんて自然に出てくるモンじゃないの」
Corneliusに定番感なんて全く求めてないことと、斬新さもそんなに感じられなかった点で、ここまででジャチ菊一歩リード。
つづいてジャチ菊さんの名言三連発。
■ジャチ菊「我々はある日突然、黒木瞳が老け出した瞬間を知っている。
ある日突然、ギター侍が面白くも何ともなくなった瞬間を知っている。
ある日突然、エルヴィス・プレスリーからロックンロールの神様が出て行った瞬間も知っている。
それらは全て痛みを伴ったが、姑息な〈オトナ先回り〉よりは遥かに尊いものだ。」
黒木瞳はかなりツボです(笑)
すごい面白いのですが、実際にその瞬間を知っているということはありえないと思う(笑)
時が過ぎてから過去を振り返ったときに、あの時がそうだったのか・・・って思うのみでね。
なんていうと、面白くもなんともないですね。やめます。
こういう短いフィクションのフレーズって素敵です。
「わたしは母親の胎内からこの世に生まれてきた時を知っている。」みたいな。三島由紀夫かおまえはみたいな。でもこれは、フィクションかもしれないし、事実(というよりは集合的無意識に関すること?)かもしれない。
こういういろんなインチキフレーズが共通認識になっていったらおもしろい。
結論ですが、チア菊さんの
「Corneliusって、実は一番最初から〈定番感/円熟感〉を築こうとしていた気がするけど。」
これが一番ひっかかっていて、そんなの求めてないし、求められてもいないだろ?
と思うので、ジャッジです。
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第8回 ─ Cornelius“MUSIC”
http://www.bounce.com/article/article.php/2882/
今回のチアー&ジャッジはCorneliusのニュー・シングル“MUSIC”ですが、この曲。
最近発売されたパットメセニーとブラッドメルドーのアルバム「Metheny Mehldau」のラスト曲の「Make Peace」に似てて、ちょっとびっくり。
パクリはこの世に多いけど、同時期に出てくるというのは珍しいことではないかと。
シンクロニシティ(何かの要因があって同じメロディが浮かんだ?)か、それともメロディの枯渇問題(メロディって有限って思ってて、もうほとんど出尽くしたんじゃないのか?とか。現在存在しうる全てのメロディのデータベースがあるとして、以前には存在しない音楽っていうのをコンピュータが探し出す時代が来る?もう来てる?)のどちらかかもしれない。
同じモチーフからできたようなこの2曲ですが、曲の展開・雰囲気含めてメセニーのほうが断然好き。
Metheny Mehldauはずっとこれから聞き続けていくだろうなーって思う。
(チアジャッジの趣旨と違ってきてるけど気にしない)
MUSICは、最後のほうの歌詞"奇妙な現象・空気振動"のところでぶるぶるきます。(ぶるぶる感では、新曲Breezin’の2曲目CUEがすごかったり。アレンジにびっくりしてクラクラきて倒れそうになった(笑)タワレコで試聴してたのですが、Corneliusの裏に菊地さんのコーナーがあったりして。UAの時は当然ですがペペもJPOPのフロアにあるのは意外です。YMOのBGM今聴いてますが、CUE。名曲ですね。)
ということで、はじめからジャッジに傾きつつ、本題へ。
■ジャチ菊「小山田氏とはほんの若干だけれども知古があるからね。」
知古という初めて聞く言葉。辞書にもなくて、検索したら「著名人と知古がある」とか使われてる。なぜ辞書にないんだろう?
■チア菊「あともうひとつ。このシングルはトラックが5つ入ってるんだけど」
4曲ですよね?Make Peaceも含めて5曲だとしたらすごい/すごすぎる/そんなわけない。
■チア菊「Corneliusって、実は一番最初から〈定番感/円熟感〉を築こうとしていた気がするけど。斬新さやエッジ感はオマケだったと思うな。オマケなのにもの凄かった訳だけど」
■ジャチ菊「それはクールなポーズを鵜呑みにしただけでしょ。斬新さやエッジ感はCorneliusのライフラインだよ。定番感や円熟感なんて自然に出てくるモンじゃないの」
Corneliusに定番感なんて全く求めてないことと、斬新さもそんなに感じられなかった点で、ここまででジャチ菊一歩リード。
つづいてジャチ菊さんの名言三連発。
■ジャチ菊「我々はある日突然、黒木瞳が老け出した瞬間を知っている。
ある日突然、ギター侍が面白くも何ともなくなった瞬間を知っている。
ある日突然、エルヴィス・プレスリーからロックンロールの神様が出て行った瞬間も知っている。
それらは全て痛みを伴ったが、姑息な〈オトナ先回り〉よりは遥かに尊いものだ。」
黒木瞳はかなりツボです(笑)
すごい面白いのですが、実際にその瞬間を知っているということはありえないと思う(笑)
時が過ぎてから過去を振り返ったときに、あの時がそうだったのか・・・って思うのみでね。
なんていうと、面白くもなんともないですね。やめます。
こういう短いフィクションのフレーズって素敵です。
「わたしは母親の胎内からこの世に生まれてきた時を知っている。」みたいな。三島由紀夫かおまえはみたいな。でもこれは、フィクションかもしれないし、事実(というよりは集合的無意識に関すること?)かもしれない。
こういういろんなインチキフレーズが共通認識になっていったらおもしろい。
結論ですが、チア菊さんの
「Corneliusって、実は一番最初から〈定番感/円熟感〉を築こうとしていた気がするけど。」
これが一番ひっかかっていて、そんなの求めてないし、求められてもいないだろ?
と思うので、ジャッジです。
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菊地成孔のチアー&ジャッジ第8回 ─ Cornelius“MUSIC”
http://www.bounce.com/article/article.php/2882/
手嶌葵“テルーの唄”チアーに一票
2006年7月24日 音楽 コメント (1015)
手嶌葵 2006/06/07 ¥500 テルーの唄
チアージャッジですが、前回のから、5ヶ月も経つんですねー。
なんか大昔の、日本とアルゼンチンを船便で送ったり返されたりしてる気分です(笑)
バウンス縛りトラックバック縛りがあるからしょうがないかもしれませんが、あまりにもゆっくりしすぎです!と、思います。
それでは、さっそく。
■チ「久石譲の音楽性について〈これこそ真の意味での天皇感。天皇黒澤という呼称の後継する映画人は宮崎駿とこの人しか居ない〉」
これはチアー過剰かと思います(笑)
それを言うなら黒澤明監督が言うところの「ビートくん」こと北野武監督がふさわしい(関係ないか)。
■ジ「〈指輪物語〉や〈ナルニア国物語〉と〈ゲド戦記〉は〈世界3大ファンタジー〉と喧伝されてるけれど、書かれた年代によって社会的な暗喩が全く違うんだけど。〈ゲド戦記〉はカウンターカルチャー華やかなりし68年に始まってですな。簡単に言うと左翼思想発、エコロジー行き」
指輪物語:1954年-。トールキン自身の言語学、おとぎ話、北欧神話、ケルト神話に対する興味から始まった。
ナルニア:1950年-。本作品そのものが聖書の物語を下敷きにして書かれている。
ゲド戦記:1968年-。太古の言葉が魔法の力を発揮する多島世界・アースシーを舞台とした魔法使いゲドの物語。
ゲド戦記のみ、ベトナム反戦運動の真っ只中。サブカルというよりは、ヒッピー・フラワームーブメントと言うべきでしょうか。その頃ジャズ界で一番人気があったのが、マイルスやその周辺のひとたちではなく、チャールズロイドカルテットらしい。そのメンバーのキースジャレットとジャックデジョネットが後にマイルスに引き抜かれることになるのですが。
このへんがジャズでも転換点ですね。1970年前後。(昭和40年代・昭和で言うとちょっと違和感)
■チ「それは、それまでのジブリ調というか、父である駿氏の好みである異形の人もしくは全近代の人もしくは中年以上の女優。という派出なラインを前提にしているからじゃないの?」
駿氏の好みである異形の人もしくは全近代の人もしくは中年以上の女優。(?)
むしろ中性的な女の子(少女)か。
■チ「いや。だからこそですよ! どんなキツい、困っちゃうような歌声で癒され、生きる力を与えられちゃうのかとドキドキしていたらですね。この人、普通に良い声の、普通にとても良い唄です」
減点法だと最高点をマーク。加点法だと平凡な点になるかもしれない、ような曲。
いい唄だしいい声だし、ものすごく純粋で、純粋さということでは、大江光さんの音楽を思い出した。ジャンルは違うけど、精神性という部分で。
■チ「初登場5位で、月間10位以内をキープしています」
■ジ「でしょう。これって、ここ最近のジブリ作品の主題歌の、平均的な売れ方そのままなのよ。少なくともセールス的には変わってないんだ。」
売れ方は、相当変動はありますね。
ハウルの動く城45,000(34位)、猫の恩返し96,000(13位)、千と千尋の神隠し510,000(6位)、となりの山田くん2,000(92位)、もののけ姫505,000(13位)
比較的良いほうかも。値段も500円だし。
■ジ「作詞はどうですか?萩原朔太郎の〈こころ〉に影響を受けて作ったのです。という、ちょっと考えられないような押し出し方ですけど」
それはいいんですが、宮崎氏の歌詞で、鷹が悲しい。とかうたわせた時点で、ちょっと萎えた(笑)なんとなく詩心がないというか。(ひかえめに宮崎氏にジャッジしておきます)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1788_18740.html
↑萩原朔太郎の〈こころ〉
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B17197
↑宮崎吾朗の〈テルーの唄〉
■チ「ガンダムシードの主題歌をタイアップ出来ればチャートではシード権がある。といったつまらないギャグ」
菊地さんラジオWANTED!でこれ言ったらリスナーにマジレス返されてましたね、なつかしい。
というわけで判定なんですが、チアーです。
というか、特別なことがない限りチアーにしたいかなと。
ジャッジで終わると気が滅入るというか(笑)
チアーもジャッジもいろいろあるけど、
最後はチアーで締めくくりたい、みたいな。
人生も世界もいろんなことがあるけど最後にはチアーを掲げていきたい!
そんなことを、チャップリンの映画を見ていて思いました。
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第6回 ─ 手嶌葵“テルーの唄
http://www.bounce.com/interview/article.php/2712/
第7回 ─ 手嶌葵“テルーの唄”の回のトラックバックに菊地成孔がレスポンス
http://www.bounce.com/article/article.php/2812
チアージャッジですが、前回のから、5ヶ月も経つんですねー。
なんか大昔の、日本とアルゼンチンを船便で送ったり返されたりしてる気分です(笑)
バウンス縛りトラックバック縛りがあるからしょうがないかもしれませんが、あまりにもゆっくりしすぎです!と、思います。
それでは、さっそく。
■チ「久石譲の音楽性について〈これこそ真の意味での天皇感。天皇黒澤という呼称の後継する映画人は宮崎駿とこの人しか居ない〉」
これはチアー過剰かと思います(笑)
それを言うなら黒澤明監督が言うところの「ビートくん」こと北野武監督がふさわしい(関係ないか)。
■ジ「〈指輪物語〉や〈ナルニア国物語〉と〈ゲド戦記〉は〈世界3大ファンタジー〉と喧伝されてるけれど、書かれた年代によって社会的な暗喩が全く違うんだけど。〈ゲド戦記〉はカウンターカルチャー華やかなりし68年に始まってですな。簡単に言うと左翼思想発、エコロジー行き」
指輪物語:1954年-。トールキン自身の言語学、おとぎ話、北欧神話、ケルト神話に対する興味から始まった。
ナルニア:1950年-。本作品そのものが聖書の物語を下敷きにして書かれている。
ゲド戦記:1968年-。太古の言葉が魔法の力を発揮する多島世界・アースシーを舞台とした魔法使いゲドの物語。
ゲド戦記のみ、ベトナム反戦運動の真っ只中。サブカルというよりは、ヒッピー・フラワームーブメントと言うべきでしょうか。その頃ジャズ界で一番人気があったのが、マイルスやその周辺のひとたちではなく、チャールズロイドカルテットらしい。そのメンバーのキースジャレットとジャックデジョネットが後にマイルスに引き抜かれることになるのですが。
このへんがジャズでも転換点ですね。1970年前後。(昭和40年代・昭和で言うとちょっと違和感)
■チ「それは、それまでのジブリ調というか、父である駿氏の好みである異形の人もしくは全近代の人もしくは中年以上の女優。という派出なラインを前提にしているからじゃないの?」
駿氏の好みである異形の人もしくは全近代の人もしくは中年以上の女優。(?)
むしろ中性的な女の子(少女)か。
■チ「いや。だからこそですよ! どんなキツい、困っちゃうような歌声で癒され、生きる力を与えられちゃうのかとドキドキしていたらですね。この人、普通に良い声の、普通にとても良い唄です」
減点法だと最高点をマーク。加点法だと平凡な点になるかもしれない、ような曲。
いい唄だしいい声だし、ものすごく純粋で、純粋さということでは、大江光さんの音楽を思い出した。ジャンルは違うけど、精神性という部分で。
■チ「初登場5位で、月間10位以内をキープしています」
■ジ「でしょう。これって、ここ最近のジブリ作品の主題歌の、平均的な売れ方そのままなのよ。少なくともセールス的には変わってないんだ。」
売れ方は、相当変動はありますね。
ハウルの動く城45,000(34位)、猫の恩返し96,000(13位)、千と千尋の神隠し510,000(6位)、となりの山田くん2,000(92位)、もののけ姫505,000(13位)
比較的良いほうかも。値段も500円だし。
■ジ「作詞はどうですか?萩原朔太郎の〈こころ〉に影響を受けて作ったのです。という、ちょっと考えられないような押し出し方ですけど」
それはいいんですが、宮崎氏の歌詞で、鷹が悲しい。とかうたわせた時点で、ちょっと萎えた(笑)なんとなく詩心がないというか。(ひかえめに宮崎氏にジャッジしておきます)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1788_18740.html
↑萩原朔太郎の〈こころ〉
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B17197
↑宮崎吾朗の〈テルーの唄〉
■チ「ガンダムシードの主題歌をタイアップ出来ればチャートではシード権がある。といったつまらないギャグ」
菊地さんラジオWANTED!でこれ言ったらリスナーにマジレス返されてましたね、なつかしい。
というわけで判定なんですが、チアーです。
というか、特別なことがない限りチアーにしたいかなと。
ジャッジで終わると気が滅入るというか(笑)
チアーもジャッジもいろいろあるけど、
最後はチアーで締めくくりたい、みたいな。
人生も世界もいろんなことがあるけど最後にはチアーを掲げていきたい!
そんなことを、チャップリンの映画を見ていて思いました。
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第6回 ─ 手嶌葵“テルーの唄
http://www.bounce.com/interview/article.php/2712/
第7回 ─ 手嶌葵“テルーの唄”の回のトラックバックに菊地成孔がレスポンス
http://www.bounce.com/article/article.php/2812
DCPRG@渋谷O-EAST
2006年7月5日 音楽 コメント (6)
2006/7/4(火)DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN@渋谷O-EAST
http://www.shibuya-o.com/o-east.html
渋谷O-EASTでDCPRGを見てきた。
19:00〜19:40
オープニングアクトとして万波麻希さんが40分ほど。
曲は半分くらい不明でしたが。(新曲なのか海外では既出なのか?)
Power and Forceのイントロ部分で麻希さん小さい楽器をガンガン叩いてました。
(たんつたんつたんつったんたん、たんつたんつたんつったんたん)
ほかに、ゼロ地点から里程標へ、正義と審判など。
パワフルで、のびのある声がきれいでした。
バンドの一番前にいたのが、トランペットのひとで、
レッドシルバーのミュートトランペットで下を向いて演奏してる姿を見たときに、
「We Want Miles」のジャケットのマイルスだ!って思った。
音はパーカッションが利いててラテン系ぽい。
バイオリンとかが聞こえてきたりしましたが、犯人?はMacパソコンでした。
DTMで全部音は作ってると思うんだけど、そこから、ベースドラムパーカスとかの音を抜いて生で演奏してるのかなと。
20:00〜23:15
セットリストは、
1.PERFECT DAYS FOR JUNGLE CRUISE(ジャングル・クルーズにうってつけの日)
2.Playmate at Hanoi
3.構造I(現代呪術の構造)
4.Howling
5.Honky Tonk
6.Hey Joe
7.花旗(HOA-KY)
MC
8.構造V(港湾と歓楽街の構造)
一番良かったのは、花旗!
踊ってる場合じゃなくて、呆然と立ち尽くして口ぽかーんって開けて見てた。あまりに素晴らしくて。
主題メロディは、EDCD〜GA〜EDCD〜♪でしょうか。
栗原正己のぐるんぐるんベース、ホーンセクションがすごい。
菊地成孔のピコピコオルガンはいらないかも^^とかとちゅう思ったり。
菊地さんの即興は沖縄音階なのかな?なんか不思議なかんじがした。
全体的に栗原さんのベースがすごかった。音としては、DCPRGで一番重要かと思う。構造Iでは、ドラムが5拍子、ベースが4拍子だけど、栗原さん5拍子でジャンプしながら、4拍子叩いてた!すごいよ一人ポリリズム!
Hey Joeでは、坪口さんがショルキー持って客にダイブしてきた!
そんで、キーボードにさわることできた!けど、音めちゃくちゃ人もめちゃくちゃで分けわかんないことにw
「この曲は完全5度進行。つまり無闇な高揚感を与える和声の進行だけで出来ています。」らしいけど、完全5度?まあいい。ジミヘン最高!坪口最高!でした。
http://www.shibuya-o.com/o-east.html
渋谷O-EASTでDCPRGを見てきた。
19:00〜19:40
オープニングアクトとして万波麻希さんが40分ほど。
曲は半分くらい不明でしたが。(新曲なのか海外では既出なのか?)
Power and Forceのイントロ部分で麻希さん小さい楽器をガンガン叩いてました。
(たんつたんつたんつったんたん、たんつたんつたんつったんたん)
ほかに、ゼロ地点から里程標へ、正義と審判など。
パワフルで、のびのある声がきれいでした。
バンドの一番前にいたのが、トランペットのひとで、
レッドシルバーのミュートトランペットで下を向いて演奏してる姿を見たときに、
「We Want Miles」のジャケットのマイルスだ!って思った。
音はパーカッションが利いててラテン系ぽい。
バイオリンとかが聞こえてきたりしましたが、犯人?はMacパソコンでした。
DTMで全部音は作ってると思うんだけど、そこから、ベースドラムパーカスとかの音を抜いて生で演奏してるのかなと。
20:00〜23:15
セットリストは、
1.PERFECT DAYS FOR JUNGLE CRUISE(ジャングル・クルーズにうってつけの日)
2.Playmate at Hanoi
3.構造I(現代呪術の構造)
4.Howling
5.Honky Tonk
6.Hey Joe
7.花旗(HOA-KY)
MC
8.構造V(港湾と歓楽街の構造)
一番良かったのは、花旗!
踊ってる場合じゃなくて、呆然と立ち尽くして口ぽかーんって開けて見てた。あまりに素晴らしくて。
主題メロディは、EDCD〜GA〜EDCD〜♪でしょうか。
栗原正己のぐるんぐるんベース、ホーンセクションがすごい。
菊地成孔のピコピコオルガンはいらないかも^^とかとちゅう思ったり。
菊地さんの即興は沖縄音階なのかな?なんか不思議なかんじがした。
全体的に栗原さんのベースがすごかった。音としては、DCPRGで一番重要かと思う。構造Iでは、ドラムが5拍子、ベースが4拍子だけど、栗原さん5拍子でジャンプしながら、4拍子叩いてた!すごいよ一人ポリリズム!
Hey Joeでは、坪口さんがショルキー持って客にダイブしてきた!
そんで、キーボードにさわることできた!けど、音めちゃくちゃ人もめちゃくちゃで分けわかんないことにw
「この曲は完全5度進行。つまり無闇な高揚感を与える和声の進行だけで出来ています。」らしいけど、完全5度?まあいい。ジミヘン最高!坪口最高!でした。
菊地成孔 「夜の全裸」(De nu nuit)
2006年4月28日 音楽 コメント (5)菊地成孔とpepe tormento azucarar のライブが昨日4/27に有楽町朝日ホールであった.
ペペ・トルメント・アスカラールの第一シーズンである「南米のエリザベス・テーラー」期ラストのライブが今回の「夜の全裸」
おもえば、菊地さんを知ったのはちょうど1年前.南米がタワレコで推されてて、ラジオWANTED!が始まった時だったりしていて.
1.Intro〜京マチ子の夜
インプロから一気に南米へ
2.仮題中島バルトーク(中島さん)
3.仮題中島バルトーク2?(中島さん)
4.プラザ・レアル(ウェインショーター)
5.はなればなれに(ルグラン)
6.The Look of Love(withカヒミカリィ)
7.パリのエリザベス・テーラー(存在しない)
8.You don’t know what love is
聴くたびに毎回変化していてすごい.今回のはロリンズ、コルトレーンを超えた!(のではないのではないかなと)とも思った.
9.チェルシー・ブリッジ(ストレイホーン/エリントン)
10.ホルヘ・ルイス・ボルヘス
鈴木さんのベースが気持ちいい.
11.ルペ・ヴェレスの葬儀
ピアノ+ハープ→ストリングス→サックス+バンドネオンのユニゾンから始まる一番好きな曲.イントロでもうヤバイです
ENCORE
12.Crazy He Calls Me(withカヒミカリィ)
Crazyって歌うとき、菊地さんがクルクルパーのクルクルってやってたの、まねしたくなった^^
13.ファム・ファタール(細野晴臣)
アルバム「はらいそ」からの一品.「ここは地の果て〜、町に急ぐ謎のオアシス〜♪」という.この曲、ラジオWANTED!の48回目(菊地さんひとりの回)で流れてました! FEMME FATALE(運命の女)という同名タイトルの映画があって、音楽が坂本龍一だったりする.
MCも話題がいっぱいで
大儀見さんのサルサバンドのアルバムがすばらしいそうで、菊地さんは防音の部屋でボリュームを8時のとこまで回して大音量で聴いてるそうでそうすると譜面の紙が落ちるわ地響きはするわ本は落ちるわ窓がパリパリいってガラスも割れるわ(以下自粛)うらやましいです.普通だと、車かヘッドホンで爆音ということになりそう.東大でアルバートアイラー爆音っていうのも体験してみたかったな.
南さんが菊地さんに耳打ちしてたのはなんだったのでしょう?なんか業界的に?腰抜かすほどの?なんとかなんとか?
南さんのセカンドアルバムも菊地さんプロデュース.
中島ノブユキさんの1stソロアルバムは今夏発売だそう.
エンジェルはあまり届いてこなかった、ちょっと風邪ひいてたし、風向きもアゲインスト^^だったし.
あとは、UAとのアルバムとライブですね
そのアルバムにはペペの北村聡さんと堀米彩さんも参加するそう
ペペ・トルメント・アスカラールの第一シーズンである「南米のエリザベス・テーラー」期ラストのライブが今回の「夜の全裸」
おもえば、菊地さんを知ったのはちょうど1年前.南米がタワレコで推されてて、ラジオWANTED!が始まった時だったりしていて.
ほんの数分でも構いません。是非。銀座が世界に誇るその百貨店の数々。その空気を吸ってからお越し頂きたい。パリで世界初のデパートが出来てから約 150年。ブシコーがボン・マルシェを作ったとき、我々人類に「架空消費」という甘い病が感染したのであります。我々ペペ・トルメント・アスカラールは架空の存在ではない。実存としての演奏を皆様に消費して頂く楽団です。しかし、その実存の数百、数千倍の、いや、実数では比較できない無限の架空消費を。即ち架空の女優、架空の故郷、架空の人生、架空の愛、架空の死、架空の帝都東京、架空のパリ、架空のブエノスアイレス、架空の密林、架空の砂漠、総ての失われた、架空の異界。
夜とは何でしょうか。それは真黒い朝かも知れない。群青の昼かも知れない。夜が永遠だったら。我々は何を始めるでしょうか。光ある場では決して演奏しない夜の楽団、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの第一シーズン終了は、デューク・エリントン、細野晴臣などエキゾチカの巨匠たちの作品を新たに演目に加えまして、皆様のお召し物の下、夜の、獣の、全裸を、の、全裸、を、獣、夜を。お届け致します。
MCで申し上げましたとおり、ペペ・トルメント・アスカラールは第一シーズンである「南米のエリザベス・テーラー」期を終え、北村くんがブエノスアイレスに修業に行くまでにセカンドアルバムを作り、北村君が帰国してからリリース&ツアーという形で第二シーズンを開始しますのでご贔屓の程、よろしく御願いします。本日演奏しました「プラザ・レアル(ショーター)」「はなればなれに(ルグラン)」「チェルシー・ブリッジ(ストレイホーン/エリントン)」「ファムファタール(細野)」「仮題中島バルトーク(中島)」は総てレコーディングが済んでおりまする。自分で言うのもアレですけどね。強烈です。南さんのアルバムといい、パビリオン山椒魚(映画音楽)といい、UA×菊地といい、強烈なのばかりで恐ろしくなるようです。ホテルで流すミューザックとか作りたくなるのではないかと思っています。蜂蜜が甘い。そして苦い。そしてちょっと頭が痛くなるような、そして頭痛が取れるような、あの琥珀色の香り。
1.Intro〜京マチ子の夜
インプロから一気に南米へ
2.仮題中島バルトーク(中島さん)
3.仮題中島バルトーク2?(中島さん)
4.プラザ・レアル(ウェインショーター)
5.はなればなれに(ルグラン)
6.The Look of Love(withカヒミカリィ)
7.パリのエリザベス・テーラー(存在しない)
8.You don’t know what love is
聴くたびに毎回変化していてすごい.今回のはロリンズ、コルトレーンを超えた!(のではないのではないかなと)とも思った.
9.チェルシー・ブリッジ(ストレイホーン/エリントン)
10.ホルヘ・ルイス・ボルヘス
鈴木さんのベースが気持ちいい.
11.ルペ・ヴェレスの葬儀
ピアノ+ハープ→ストリングス→サックス+バンドネオンのユニゾンから始まる一番好きな曲.イントロでもうヤバイです
ENCORE
12.Crazy He Calls Me(withカヒミカリィ)
Crazyって歌うとき、菊地さんがクルクルパーのクルクルってやってたの、まねしたくなった^^
13.ファム・ファタール(細野晴臣)
アルバム「はらいそ」からの一品.「ここは地の果て〜、町に急ぐ謎のオアシス〜♪」という.この曲、ラジオWANTED!の48回目(菊地さんひとりの回)で流れてました! FEMME FATALE(運命の女)という同名タイトルの映画があって、音楽が坂本龍一だったりする.
MCも話題がいっぱいで
大儀見さんのサルサバンドのアルバムがすばらしいそうで、菊地さんは防音の部屋でボリュームを8時のとこまで回して大音量で聴いてるそうでそうすると譜面の紙が落ちるわ地響きはするわ本は落ちるわ窓がパリパリいってガラスも割れるわ(以下自粛)うらやましいです.普通だと、車かヘッドホンで爆音ということになりそう.東大でアルバートアイラー爆音っていうのも体験してみたかったな.
南さんが菊地さんに耳打ちしてたのはなんだったのでしょう?なんか業界的に?腰抜かすほどの?なんとかなんとか?
南さんのセカンドアルバムも菊地さんプロデュース.
中島ノブユキさんの1stソロアルバムは今夏発売だそう.
エンジェルはあまり届いてこなかった、ちょっと風邪ひいてたし、風向きもアゲインスト^^だったし.
あとは、UAとのアルバムとライブですね
そのアルバムにはペペの北村聡さんと堀米彩さんも参加するそう
柴咲コウ “影” チアーに一票(既聴)
2006年2月25日 音楽
今回は前回までと違って対話形式で楽しく読めた.
全体的にジャッジがチアーを補強・強化しているようにみえるため、チアーに1票です.
前回まではジャッジが楽曲を批判しているのに対して、
今回のは矛先が菊地さん自身に向けられてるようなかんじがした.
チアー=現在の菊地さん
ジャッジ=ちょっと反抗的な内なるこどもの成孔くん、みたいな.
柴咲コウってヘビーローテに耐えられるって思う、歌もうまいし.
本人作詞の歌詞もちょっと難解ですが、曲、アレンジとあわせドラマ白夜行の陰鬱なかんじが出てるかと.
「一人など怖くない」っていう歌詞の2つ目の「な」のとこがちょっと声が裏返るのがいい.
■チ「あのね、昔はさ、女優が歌うっていうのは、自分の主演映画の主題歌と決まっていたわけよ。要するに相互的なタイアップね」
■ジ「そんなの知ってますよ。中森明菜のすげえの観てるんだ。こっちは」
決まっていたわけではないと思いますが、あと、
中森明菜は歌手なので、「女優が歌う」とは逆だと思うんですが、
そんなすごい明菜主演映画があるんだったらかなり気になります.見てみたい.
■チ「柴咲コウは正当派の美人女優であることと、独立したアーティスト/シンガーであることを、タイアップなく両立させた唯一の人なんですよ。」
ちょっと前だったら、松たか子が当てはまると思う、舞台ではなんかすごいオーラがあるし、アルバムもよく聴いてた.
■チ「転調が多くて難しいんだけど……冒頭のメロディーなんて同主長短調を1小節ごとに往復するんだからJ-POPの水準越えてるわけですが…」
音楽理論はほとんど知らないのですが、1小節って3拍子1つのこと?
それだったら2か4で往復してるように見えるのですが、
このあたりはググりようがない(笑)
そもそも採譜をした場合、全く同じになるかどうか知らないし.
2拍子と4拍子、3拍子と6拍子、はそれぞれ違いが分からないし.
■チ「スイング・ジャズを聴くと〈戦後焼け跡復興物語〉に聴こえたりする」
復興というよりは、戦前・戦中の絶対勝つと信じて猛進するような躁状態なかんじがする.
■ジ「そこだけじゃないんだよ。まず〈ah〉の英語ぶりがハンパだ。ここは〈嗚呼〉か〈ああ〉で良いんじゃない? それと 〈僕の 残るわずかな強さ〉 は、てにをはがおかしい絶対!」
むしろ英語はおろかカタカナも入ってない歌詞にびっくりしたんですが、
歌詞が抽象的でちょっと難解なのは、具体的なイメージを持たせないでドラマのラストまで視聴者を鬱鬱とさせるための戦略かなと.
〈ah〉のところはハンパとおもう.英語でないほうがよかったかな.
「僕〈に〉残る」としなかったのは、〈残るわずかな強さ〉を強引に1つの名詞にしたため?
それだったら、てにをは、はおかしくないかも.
■ジ「じゃあさ、この二番の出だしはどうなの? 明らかに音程を修正してるよね?」
音程修正は普通のことで批判するようなものでもないし、
二番の出だしの低音が出てなくて修正したんだろうか.
気にならないし、どうでもいいっておもった.
そんなわけでチアーに1票です
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第4回 ─ 柴咲コウ “影”
http://bounce.com/interview/article.php/2446/
全体的にジャッジがチアーを補強・強化しているようにみえるため、チアーに1票です.
前回まではジャッジが楽曲を批判しているのに対して、
今回のは矛先が菊地さん自身に向けられてるようなかんじがした.
チアー=現在の菊地さん
ジャッジ=ちょっと反抗的な内なるこどもの成孔くん、みたいな.
柴咲コウってヘビーローテに耐えられるって思う、歌もうまいし.
本人作詞の歌詞もちょっと難解ですが、曲、アレンジとあわせドラマ白夜行の陰鬱なかんじが出てるかと.
「一人など怖くない」っていう歌詞の2つ目の「な」のとこがちょっと声が裏返るのがいい.
■チ「あのね、昔はさ、女優が歌うっていうのは、自分の主演映画の主題歌と決まっていたわけよ。要するに相互的なタイアップね」
■ジ「そんなの知ってますよ。中森明菜のすげえの観てるんだ。こっちは」
決まっていたわけではないと思いますが、あと、
中森明菜は歌手なので、「女優が歌う」とは逆だと思うんですが、
そんなすごい明菜主演映画があるんだったらかなり気になります.見てみたい.
■チ「柴咲コウは正当派の美人女優であることと、独立したアーティスト/シンガーであることを、タイアップなく両立させた唯一の人なんですよ。」
ちょっと前だったら、松たか子が当てはまると思う、舞台ではなんかすごいオーラがあるし、アルバムもよく聴いてた.
■チ「転調が多くて難しいんだけど……冒頭のメロディーなんて同主長短調を1小節ごとに往復するんだからJ-POPの水準越えてるわけですが…」
音楽理論はほとんど知らないのですが、1小節って3拍子1つのこと?
それだったら2か4で往復してるように見えるのですが、
このあたりはググりようがない(笑)
そもそも採譜をした場合、全く同じになるかどうか知らないし.
2拍子と4拍子、3拍子と6拍子、はそれぞれ違いが分からないし.
■チ「スイング・ジャズを聴くと〈戦後焼け跡復興物語〉に聴こえたりする」
復興というよりは、戦前・戦中の絶対勝つと信じて猛進するような躁状態なかんじがする.
■ジ「そこだけじゃないんだよ。まず〈ah〉の英語ぶりがハンパだ。ここは〈嗚呼〉か〈ああ〉で良いんじゃない? それと 〈僕の 残るわずかな強さ〉 は、てにをはがおかしい絶対!」
むしろ英語はおろかカタカナも入ってない歌詞にびっくりしたんですが、
歌詞が抽象的でちょっと難解なのは、具体的なイメージを持たせないでドラマのラストまで視聴者を鬱鬱とさせるための戦略かなと.
〈ah〉のところはハンパとおもう.英語でないほうがよかったかな.
「僕〈に〉残る」としなかったのは、〈残るわずかな強さ〉を強引に1つの名詞にしたため?
それだったら、てにをは、はおかしくないかも.
■ジ「じゃあさ、この二番の出だしはどうなの? 明らかに音程を修正してるよね?」
音程修正は普通のことで批判するようなものでもないし、
二番の出だしの低音が出てなくて修正したんだろうか.
気にならないし、どうでもいいっておもった.
そんなわけでチアーに1票です
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菊地成孔のチアー&ジャッジ第4回 ─ 柴咲コウ “影”
http://bounce.com/interview/article.php/2446/
菊地成孔 2DAYS
2006年2月15日 音楽 コメント (8)
先週、菊地成孔のライブ2つ見てきた.
2月9日(木)第一回革命舞踏会(菊地成孔とpepe tormento azucarar)@九段会館
2月10日(金) SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY“ROCK OF AGES 2006”「Remodel 80’s」@新宿LOFT
ペペトルメントアスカラールのほうは、旧軍人会館であり旧戒厳司令部であり元連合軍宿舎であるところの九段会館で.
内容は、南米のエリザベステーラーを中心に、ゴダールの映画「はなればなれに」からの曲、ウェインショーターさんのカバーも、なかでもやはりルペ・ヴェレスの葬儀がすばらしい.これに限らず菊地さんのサックスとバンドネオンのユニゾンっていいかんじだと思った.音を抜くっていうのも効果的で(マイルスのRatedXのような)、菊地さんの合図でピアノとハープだけになるところなんて特に美しかった.
九段の下の英霊たちも桜の季節にはまだ早いけど、もしや呼び覚まされうっとりしていたことかと.
LOFTではパール兄弟がメインで、鈴木慶一氏と菊地成孔クインテットライブダブがゲスト.
あの場所であの客層なので、フィジカルとかヘイジョーとか分かりやすくて踊りやすい曲があったらいいなーって思ったのですが、いつもと同じクインテットでした.
2日続けてスタンダードの「You don’t know what love is」を聴いて、アルバムのと比べると、前がかりになって音が立ってるかんじで進化してきてるのがわかる.アルバムのはどっしりして寝てるかんじかな.
スウィートメモリーズではぐだぐだになっておもしろかった.
鈴木慶一+菊地成孔+サエキけんぞうの80年代対談もおもしろかった.
固有名詞は半分くらいしかわからなかったが、200CD本でもあるとおり、80年代は永遠にだめか?まあMIDIとCDが出来たのが1983年で、それに匹敵するのが去年のiPodかもしれない.サエキけんぞうってカツゼツが良くてマッチ棒みたいって思った、なんとなく.
http://shinjukuloft.com/blog/loft/archives/200602/11-0220.php
ここで矢野顕子が飛び入り?!なはずだったのですが、本人NGなのか、立ち消えになり、その後も何事もなく終了.
パール兄弟のライブは初めて見たのですがけっこう楽しかった.特にベースのバカボン鈴木が良くて、比較的スローなナンバーでファンキーなのが好きだ.ヨーコ分解とか、○。○○○娘とかね(笑)
2月9日(木)第一回革命舞踏会(菊地成孔とpepe tormento azucarar)@九段会館
2月10日(金) SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY“ROCK OF AGES 2006”「Remodel 80’s」@新宿LOFT
ペペトルメントアスカラールのほうは、旧軍人会館であり旧戒厳司令部であり元連合軍宿舎であるところの九段会館で.
内容は、南米のエリザベステーラーを中心に、ゴダールの映画「はなればなれに」からの曲、ウェインショーターさんのカバーも、なかでもやはりルペ・ヴェレスの葬儀がすばらしい.これに限らず菊地さんのサックスとバンドネオンのユニゾンっていいかんじだと思った.音を抜くっていうのも効果的で(マイルスのRatedXのような)、菊地さんの合図でピアノとハープだけになるところなんて特に美しかった.
九段の下の英霊たちも桜の季節にはまだ早いけど、もしや呼び覚まされうっとりしていたことかと.
LOFTではパール兄弟がメインで、鈴木慶一氏と菊地成孔クインテットライブダブがゲスト.
あの場所であの客層なので、フィジカルとかヘイジョーとか分かりやすくて踊りやすい曲があったらいいなーって思ったのですが、いつもと同じクインテットでした.
2日続けてスタンダードの「You don’t know what love is」を聴いて、アルバムのと比べると、前がかりになって音が立ってるかんじで進化してきてるのがわかる.アルバムのはどっしりして寝てるかんじかな.
スウィートメモリーズではぐだぐだになっておもしろかった.
鈴木慶一+菊地成孔+サエキけんぞうの80年代対談もおもしろかった.
固有名詞は半分くらいしかわからなかったが、200CD本でもあるとおり、80年代は永遠にだめか?まあMIDIとCDが出来たのが1983年で、それに匹敵するのが去年のiPodかもしれない.サエキけんぞうってカツゼツが良くてマッチ棒みたいって思った、なんとなく.
http://shinjukuloft.com/blog/loft/archives/200602/11-0220.php
ここで矢野顕子が飛び入り?!なはずだったのですが、本人NGなのか、立ち消えになり、その後も何事もなく終了.
パール兄弟のライブは初めて見たのですがけっこう楽しかった.特にベースのバカボン鈴木が良くて、比較的スローなナンバーでファンキーなのが好きだ.ヨーコ分解とか、○。○○○娘とかね(笑)
DCPRG return to east@渋谷O-EAST
2006年1月14日 音楽 コメント (5)
2006/01/09(月)DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN@渋谷O-EAST
http://www.shibuya-o.com/o-east.html
DCPRGことデートコースペンダゴンロイヤルガーデンのライブに行ってきた.
5時間以上立ちっぱ3時間踊りっぱだったんですが、そんな疲れなかった.夏ツアーも行きたい.
M-ON!TVの生中継の録画も成功したので^^、時刻も合わせ、曲目を.
菊地成孔:Conduct, Organ, CDJ
津上研太:sp.Sax
後関好宏:tn&sp.Sax
佐々木史郎:Tp
青木泰成:Tb
関島岳郎:Tuba
坪口昌恭:Keyboards
高井康生:Guitar
ジェイソン・シャルトン:Guitar
吉見征樹:Tabla
大儀見元:Perc.
栗原正己:Bass
芳垣安洋:Drums
藤井信雄:Drums
#00 7:29PM コーラン? 客が「早く〜」(笑)
#01 7:30PM 構造5(港湾と歓楽街の構造)
いきなり構造のなかで一番好きなのが来た!
#02 7:45PM Playmate At Hanoi
ここでもコーランCDJで流してる.坪口さんのボコーダーかこいい.
#03 8:07PM 構造1(現代呪術の構造)
ドラムだと5拍子.わたしはベースに合わせてまったり4拍子で踊ってました^^
#04 8:20PM 構造2(中世アメリカの構造)?
マイルスのRatedXにちょっと似てるって思った.菊地さんがマイルスのオルガンしてる.トランペットもマイルスぽいし.
#05 8:44PM 構造3(回転体と売春の構造)
チューバ、ギター、テナーの順にソロ.この曲マイルスのオンザコーナーぽい.
#06 8:59PM Stain’ Alive
人魚マニアにはたまらない(謎)途中で菊地さんが3拍子やってた.まったり.
#07 9:15PM FAME
デビッドボウイだ.
#08 9:25PM Hey Joe
ジミヘンだ!坪口さんかこいい!この曲かなり好き.ソプラノサックスもいい.
#09 9:36PM Circle/Line〜Hard Core Peace
菊地さんが笑顔でサークルラインに突入!菊地雅章のスストだ.7拍子.小刻みに踊っている人ばっかりな中、ベースに合わせて、123(弱)-456(強)-7(休).ツインパーカッションソロ.そしてハードコアに入るときの菊地さんのピース!坪口さんがショルキーだ!この2人兄弟みたい.もちろん菊地さんが弟でwすごい盛り上がった!終わったときは場所ちょっと移動してた.ペリエとかあったら撒き散らしたい^^
MC 10:01PM
五味のモノマネ不発.モロッコイスラム話.彼らはすぐ喧嘩する.炭石鹸を盗られた(笑)いまころ口から泡吹いて蟹みたいなことになってる(笑)20020418、O-EASTで菊地さんパニック障害.その日のライブが最高だった.メンバー紹介.全員紹介すると一晩かかっちゃいますからねえ.ライブじゃなくて、生活、になっちゃいます、ここに「住む」、みたいな(笑)チャーリーパーカーをCDJで.パーカーって全部同じ曲に見える.覚えずらい.
#10 10:20PM 構造4(寺院と天国の構造)
幻想的でいいかんじ.
#11 10:29PM Mirror Balls
ロマンティックなジェイソンのギター.ブラス隊がかこいい.菊地さんのヘタウマシンセで終わる.
http://www.shibuya-o.com/o-east.html
DCPRGことデートコースペンダゴンロイヤルガーデンのライブに行ってきた.
5時間以上立ちっぱ3時間踊りっぱだったんですが、そんな疲れなかった.夏ツアーも行きたい.
M-ON!TVの生中継の録画も成功したので^^、時刻も合わせ、曲目を.
菊地成孔:Conduct, Organ, CDJ
津上研太:sp.Sax
後関好宏:tn&sp.Sax
佐々木史郎:Tp
青木泰成:Tb
関島岳郎:Tuba
坪口昌恭:Keyboards
高井康生:Guitar
ジェイソン・シャルトン:Guitar
吉見征樹:Tabla
大儀見元:Perc.
栗原正己:Bass
芳垣安洋:Drums
藤井信雄:Drums
#00 7:29PM コーラン? 客が「早く〜」(笑)
#01 7:30PM 構造5(港湾と歓楽街の構造)
いきなり構造のなかで一番好きなのが来た!
#02 7:45PM Playmate At Hanoi
ここでもコーランCDJで流してる.坪口さんのボコーダーかこいい.
#03 8:07PM 構造1(現代呪術の構造)
ドラムだと5拍子.わたしはベースに合わせてまったり4拍子で踊ってました^^
#04 8:20PM 構造2(中世アメリカの構造)?
マイルスのRatedXにちょっと似てるって思った.菊地さんがマイルスのオルガンしてる.トランペットもマイルスぽいし.
#05 8:44PM 構造3(回転体と売春の構造)
チューバ、ギター、テナーの順にソロ.この曲マイルスのオンザコーナーぽい.
#06 8:59PM Stain’ Alive
人魚マニアにはたまらない(謎)途中で菊地さんが3拍子やってた.まったり.
#07 9:15PM FAME
デビッドボウイだ.
#08 9:25PM Hey Joe
ジミヘンだ!坪口さんかこいい!この曲かなり好き.ソプラノサックスもいい.
#09 9:36PM Circle/Line〜Hard Core Peace
菊地さんが笑顔でサークルラインに突入!菊地雅章のスストだ.7拍子.小刻みに踊っている人ばっかりな中、ベースに合わせて、123(弱)-456(強)-7(休).ツインパーカッションソロ.そしてハードコアに入るときの菊地さんのピース!坪口さんがショルキーだ!この2人兄弟みたい.もちろん菊地さんが弟でwすごい盛り上がった!終わったときは場所ちょっと移動してた.ペリエとかあったら撒き散らしたい^^
MC 10:01PM
五味のモノマネ不発.モロッコイスラム話.彼らはすぐ喧嘩する.炭石鹸を盗られた(笑)いまころ口から泡吹いて蟹みたいなことになってる(笑)20020418、O-EASTで菊地さんパニック障害.その日のライブが最高だった.メンバー紹介.全員紹介すると一晩かかっちゃいますからねえ.ライブじゃなくて、生活、になっちゃいます、ここに「住む」、みたいな(笑)チャーリーパーカーをCDJで.パーカーって全部同じ曲に見える.覚えずらい.
#10 10:20PM 構造4(寺院と天国の構造)
幻想的でいいかんじ.
#11 10:29PM Mirror Balls
ロマンティックなジェイソンのギター.ブラス隊がかこいい.菊地さんのヘタウマシンセで終わる.
マイルスデイヴィス / セラードアセッションズ
6枚組のうち、5,6枚目です.
■Disc5
4日目はジョンマクラフリンも飛び入り参加?で7人セプテット編成.
#1 キース左、マイルス中央、マクラフリン右という位置関係.4:10にバーツ.6:20にキース&マクラフリン.12:10にマイルス.
#2 キースソロがかなりいい.6分にマイルス.10分にバーツ.13:40にマクラフリン.17分にキース.19:50にマイルス.
#3 3:10にマイルス.6分にバーツ.8:10にマクラフリン.11:10にキース.15分にデジョネット.19:50にヘンダーソンとキースが戻る.20:40にマイルス.「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」でおわり.
■Disc6
4日目の3rdset.ラストセットだ.
#1 ドラムソロで始まる、デジョネットが調子いい!1分にマイルス.6:30にバーツ.10分にマクラフリン.13:50にキース&アイアート.17:20にマイルス.かすれ気味に終わる.
#2 キースのインプロ5分、withアイアート.
#3 2分にマイルス.5:30にバーツ.9:50にマクラフリン.12:30にヘンダーソン&キース.16:10にマイルス.
#4 「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、マイルスとバーツがユニゾンだ.アイアートの笛(笑)
#5 デジョネットのスローで心地いいリズム.マイルスが吼える.2:40にバーツ.6:10にマイルス.静かにシメ.アイアートのかっこんかっこんでおわる.
6枚組のうち、5,6枚目です.
■Disc5
4日目はジョンマクラフリンも飛び入り参加?で7人セプテット編成.
#1 キース左、マイルス中央、マクラフリン右という位置関係.4:10にバーツ.6:20にキース&マクラフリン.12:10にマイルス.
#2 キースソロがかなりいい.6分にマイルス.10分にバーツ.13:40にマクラフリン.17分にキース.19:50にマイルス.
#3 3:10にマイルス.6分にバーツ.8:10にマクラフリン.11:10にキース.15分にデジョネット.19:50にヘンダーソンとキースが戻る.20:40にマイルス.「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」でおわり.
■Disc6
4日目の3rdset.ラストセットだ.
#1 ドラムソロで始まる、デジョネットが調子いい!1分にマイルス.6:30にバーツ.10分にマクラフリン.13:50にキース&アイアート.17:20にマイルス.かすれ気味に終わる.
#2 キースのインプロ5分、withアイアート.
#3 2分にマイルス.5:30にバーツ.9:50にマクラフリン.12:30にヘンダーソン&キース.16:10にマイルス.
#4 「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、マイルスとバーツがユニゾンだ.アイアートの笛(笑)
#5 デジョネットのスローで心地いいリズム.マイルスが吼える.2:40にバーツ.6:10にマイルス.静かにシメ.アイアートのかっこんかっこんでおわる.
マイルスデイヴィス / セラードアセッションズ
6枚組のうち、3,4枚目です.
■Disc3
3日目の2ndset.3曲46分と短め.
#1 キースによる静かなスタート.しかしすぐに激しくデジョネットとマイルスが乱入.5:10からバーツソロ.8分にキース.10:50にマイルス.
#2 私は Honky Tonk が一番好きかも.「ぶ〜〜〜〜〜ん、だだっだだっ」っていう単純ループなベースラインが続くその上で泳ぐキースの即興が気持ちいい.これがずーっと続けばいいのにと思う.ここの2人は最高!8分からデジョネット、アイアートが入ってきて雰囲気が変わり熱くなっていく、10:30にマイルス.14:20にバーツ.ここのバーツはいいかんじです.
#3 キースが飛ばす.2:50にマイルス.4:50にバーツ.7:10にキース.8:40から長めのデジョネットソロ.12:45にヘンダーソンのベースラインが戻ってくる.14分にマイルス.「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」でおわり.
■Disc4
3日目の3rdset.
#1 アナウンス「マァルスデヴィス」、拍手、デジョネット、キース、マイルスが熱く.4分にバーツ.6:20にキース.8:40にマイルス.
#2 ここのキースはかなり好き.マイケルヘンダーソンに教えているようなかんじだ.3日目のラストではヘンダーソンもいろいろアレンジするようになった(笑)6:50にマイルス.9:20に元気良くマイルス.10分にバーツ.13:30にキース.16分にマイルス.デジョネットが勢いをつけて次の曲へ.
#3 ヘンダーソンのつっかかるかんじのリズム.0:40にキース.3分にマイルス.5:30にバーツ.8:30にキース.10分にデジョネット.12:30からキースも入る.13:50にマイルスのキメ!
#4 長めの「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、キースが幻想的.
#5 キースソロ5分.高い音とぶおぶおした音で攻める.
#6 キースがぶおぶおさせたまま突入.1:10からのヘンダーソンとキースがかなりいい.2:30に抑え目なマイルス.3:30にオープンなマイルス.4:45にバーツ.8:10にキース.12分にマイルス.13:50に「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、拍手、アナウンス.
6枚組のうち、3,4枚目です.
■Disc3
3日目の2ndset.3曲46分と短め.
#1 キースによる静かなスタート.しかしすぐに激しくデジョネットとマイルスが乱入.5:10からバーツソロ.8分にキース.10:50にマイルス.
#2 私は Honky Tonk が一番好きかも.「ぶ〜〜〜〜〜ん、だだっだだっ」っていう単純ループなベースラインが続くその上で泳ぐキースの即興が気持ちいい.これがずーっと続けばいいのにと思う.ここの2人は最高!8分からデジョネット、アイアートが入ってきて雰囲気が変わり熱くなっていく、10:30にマイルス.14:20にバーツ.ここのバーツはいいかんじです.
#3 キースが飛ばす.2:50にマイルス.4:50にバーツ.7:10にキース.8:40から長めのデジョネットソロ.12:45にヘンダーソンのベースラインが戻ってくる.14分にマイルス.「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」でおわり.
■Disc4
3日目の3rdset.
#1 アナウンス「マァルスデヴィス」、拍手、デジョネット、キース、マイルスが熱く.4分にバーツ.6:20にキース.8:40にマイルス.
#2 ここのキースはかなり好き.マイケルヘンダーソンに教えているようなかんじだ.3日目のラストではヘンダーソンもいろいろアレンジするようになった(笑)6:50にマイルス.9:20に元気良くマイルス.10分にバーツ.13:30にキース.16分にマイルス.デジョネットが勢いをつけて次の曲へ.
#3 ヘンダーソンのつっかかるかんじのリズム.0:40にキース.3分にマイルス.5:30にバーツ.8:30にキース.10分にデジョネット.12:30からキースも入る.13:50にマイルスのキメ!
#4 長めの「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、キースが幻想的.
#5 キースソロ5分.高い音とぶおぶおした音で攻める.
#6 キースがぶおぶおさせたまま突入.1:10からのヘンダーソンとキースがかなりいい.2:30に抑え目なマイルス.3:30にオープンなマイルス.4:45にバーツ.8:10にキース.12分にマイルス.13:50に「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」、拍手、アナウンス.
Miles Davis 2005/12/20 ¥8880(Amazon)
HMV レビュー
本作は、1970年12月16〜19日録音のアルバム『Live-Evil』収録の元ライヴ音源を“完全に収録した”6枚組の『The Cellar Door Sessions 1970』。ワシントンDCの「The Cellar Door」での4日間にわたる演奏を完全収録した本作には、テオ・マセロが天才的な編集技術によって行なったマイルスの演奏の「作品化」とは異なる「時代のドキュメント」が記録されており、『ビッチェス・ブリュー』以降、ロックへの挑戦を標榜していたマイルスの、健康悪化以前の最高の演奏のひとつが収録されている。生涯マイルスとのセッション以外に決して演奏することのなかったキース・ジャレットがオルガン演奏を収録しているのも聴きもの。
かつて、マイルスはこう独白したという−「過去共演したもっとも凄い奴はキースだった」と。
録音技術も含めて長足の進歩を遂げていた70年代初頭、キラ星のごとく若手の伸び盛りのミュージシャンや英国が生んだ奇跡のギタリスト、マクラフリンの参加を得たマイルス。「世界一のロックバンドを作ってやる」と、豪語したのも頷ける演奏が収録されている。
時代の要求と、さらに一歩先を行ってしまったマイルス。皮肉にも時代が追いつくには30年を要したのだ。『Complete Jack Johnson Session』に勝るとも劣らない“時代の寵児”マクラフリンのギターと、ワイト島のライヴDVDで見せた“イッてしまっている”キースを思い出すファナティックな演奏は、作品に記録された数倍の自由な世界がマイルスの元で展開し、「Children of Miles」たちが、やがて来る時代の趨勢を自らの母屋から奪取していったのがこの時代だった。
1970年こそはモダンジャズが次の時代に取って代わられたターニングポイントだった。Gary Bartz (as,ss)Keith Jarrett(p,rhodes,el-p,el-org) Jack DeJohnette(ds) Michael Henderson(el-b)Airto Moreira(perc= on CD2〜6)John McLaughlin(g=just on CD5,6)Miles Davis(tp)
待ちに待ったマイルスセラードア6枚組ですが、AmazonでUS盤をあっけなく安く買えました.なので、さっそく2枚目までのレビューを.
■Disc1
アイアートとマクラフリンが遅刻?のため、5人クインテット編成となってます.
#1 いきなりマイルスがテンション高くフェードインしてくる.ディスク間違ったんじゃないかと思った.キース左、マイルス中央、デジョネット右、という位置関係.
#2 ユーモラスなベースとドラムの上でキースが軽く泳いでるかんじ.6分からマイルス、10分からバーツ.15分のキースもきもちいい.キースのソロが途中でぶったぎられて3曲目になだれ込む.
#3 おなじみのベースライン.8分あたりからのキースがさらに熱く.
#4 キースの変なインプロ4分半.
#5 バーツのソロが長め、キースソロは8:40あたりから.13:15のマイルスのキメでおわり.
■Disc2
2日目からはアイアートモレイラも加わり、6人セクステット編成.
#1 はじめから笑い声が聞こえるのはこれは観客でしょうか?4:44にマイルス登場.7分にバーツ登場.10:20からのキースがファンキーでかこいい.
#2 超クール!トランスしそう(笑) 8:50にマイルス.12分にバーツ.
#3 マイルスから始まり、4:20にバーツ、8:20にキース、13分にふたたびマイルス.
#4 キースのインプロ6分半.ひとりフリーマーケット状態のアイアートがいろいろやってる.
#5 キースが飛ばす.1:30にマイルス.4:30にバーツ.バーツのうしろのキースがクール.9:50にキース.11:40にマイルス.ラスト、マイルスの雄叫び3回.
#6 マイルスの「ぷ〜ぱぱぷぱぱぱ〜」でおわり.
山下達郎“白いアンブレラ” ジャッジに一票(既聴)
2005年11月17日 音楽山下達郎 CD ワーナーミュージック・ジャパン 2005/10/26 ¥1,050
白いアンブレラ
ラッキー・ガールに花束を
風の回廊(コリドー) (Live Version)
白いアンブレラ(Original Karaoke)
ラッキー・ガールに花束を(Original Karaoke)
チアー・タイムに「強く印象に残るのは曲間の短さ」とおよそ本質とは無関係なことがあり、こちらは頭で分析されているかんじがするのに対して、ジャッジ・タイムのほうが、明らかに魂が込められている文章であり、逆説的に愛情が感じられる、という点でジャッジに一票です.
山下達郎に関しては、クリスマスイブ他、個人的に深くすりこまれている有名曲4,5曲を除いては、あまりそれほどなんとも感じないというのがほんとです.というわけで、ちょっと抽象的ぎみになってます.
まあ、こんなかんじでかんたんに.
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第2回 ─ 山下達郎“白いアンブレラ/ラッキー・ガールに花束を”
http://www.bounce.com/interview/article.php/2237
宇多田ヒカル“Be My Last” ジャッジに一票(既聴)
2005年10月11日 音楽PVの車に撥ね飛ばされるシーンに尽きますね
ちゃっちいすぎます(笑)
けっこう重厚なPVでありながらのあのシーン
あそこはスローモーションにすべきでした
あれじゃあ身長20cm体重500gくらいの人形にしか見えません
興醒めであり残念であり
なんかこのシーンはこれまでの宇多田ヒカルの過去も
菊地さんや他の批評もすべてぽーんって吹き飛ばすようなそんな・・・
なんて余談はおいといて
<モチベーションの急速な混乱>というのに同意し
まあ宇多田ヒカルってだけで話題にはなると思うのですが
曲は凡庸、シングル曲ではないと私は思います
数回聴きつづけてると不覚にも気持ちよくなったりしますが
宇多田ヒカルであるということが大きく
純粋に曲だけで判断すればあまり評価できません
今後の期待の裏返しということで(裏返しちゃうの?)
今回は苦苦しくジャッジに一票投じさせていただきます
と、否定的なことばっかり挙げ連ねてきましたが
混乱気味の文章になってしまってることも含めて
菊地さんの影響によるのかもなどと苦笑しつつ(笑)
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第1回 ─ 宇多田ヒカル“Be My Last”
http://bounce.com/interview/article.php/2184/
ちゃっちいすぎます(笑)
けっこう重厚なPVでありながらのあのシーン
あそこはスローモーションにすべきでした
あれじゃあ身長20cm体重500gくらいの人形にしか見えません
興醒めであり残念であり
なんかこのシーンはこれまでの宇多田ヒカルの過去も
菊地さんや他の批評もすべてぽーんって吹き飛ばすようなそんな・・・
なんて余談はおいといて
<モチベーションの急速な混乱>というのに同意し
まあ宇多田ヒカルってだけで話題にはなると思うのですが
曲は凡庸、シングル曲ではないと私は思います
数回聴きつづけてると不覚にも気持ちよくなったりしますが
宇多田ヒカルであるということが大きく
純粋に曲だけで判断すればあまり評価できません
今後の期待の裏返しということで(裏返しちゃうの?)
今回は苦苦しくジャッジに一票投じさせていただきます
と、否定的なことばっかり挙げ連ねてきましたが
混乱気味の文章になってしまってることも含めて
菊地さんの影響によるのかもなどと苦笑しつつ(笑)
トラックバック先
菊地成孔のチアー&ジャッジ第1回 ─ 宇多田ヒカル“Be My Last”
http://bounce.com/interview/article.php/2184/
菊地成孔ON情熱大陸 [続き]
2005年7月7日 音楽
菊地成孔が新宿タワレコで「初めて聴くべきジャズの名盤」をチョイスした10枚
に追加の2枚
に追加の2枚
レスターヤング The Lester Young Story
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004S2AW/
「初心者には薦められない(笑)」
菊地成孔 南米のエリザベス・テーラー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000A13812/
「現代最強のカリスマ(謎)」
菊地成孔ON情熱大陸
2005年7月4日 音楽 コメント (572)菊地成孔が新宿タワレコで「初めて聴くべきジャズの名盤」をチョイスした10枚.
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Q:音楽は世界平和の力となりうるか?
A:全く無意味だと思います。
一文の価値も無いと思いますね。
音楽は場合によって政事に加担するし、裏切りに加担するし、殺人に加担しますから。
戦争に加担した音楽の歴史というのもあって、アメリカは第2次世界大戦をスイングジャズで勝った。もちろん、国力でも勝ったのだろうけど、ベトナム戦争があんな泥沼になったのは、国をあげて戦争に勝とうという音楽が作れなくて、結局、国の中で一番売れた音楽は、戦争なんて嫌だ、現実なんて嫌だという厭世音楽だったおかげで、勝てなかった。
もちろん、愛が地球を救うかもしれないし、音楽が愛に加担する場合もあると思いますけど、音楽が善みたいなものにだけ都合良く作用すると考えるのは、お金さえあれば幸せになれると思うのと同じような甘えた考え方だと思いますよ。
僕は隠れてコソコソ仕事がしたかったんですよ。
もっと具体的に言っちゃうと、父親の目の届かない所でコソコソ仕事がしたかったんですよ。
父親イコール神様イコール絶対者みたいな。自分の評価が父親の裁きに合うんだという気分でいて、それでドキドキしてたって感じ。
http://mbs.jp/jyonetsu/2005/20050703/goroku.html
デュークエリントン The Golden Years of DUKE ELLINGTONとりあえず、マイルス、エバンス、パーカーの4枚は持ってた.
エリックドルフィー OUT TO LUNCH
ビルエバンス Waltz for Debby
マイルスデイビス Bitches Brew
チャーリーパーカー BIRD and DIZ
チェットベイカー SINGS
コルトレーン Ascension
ビリーホリデイ The Love Songs
The Hits From THE 30’s&40’s
マイルスデイビス Kind of Blue
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Q:音楽は世界平和の力となりうるか?
A:全く無意味だと思います。
一文の価値も無いと思いますね。
音楽は場合によって政事に加担するし、裏切りに加担するし、殺人に加担しますから。
戦争に加担した音楽の歴史というのもあって、アメリカは第2次世界大戦をスイングジャズで勝った。もちろん、国力でも勝ったのだろうけど、ベトナム戦争があんな泥沼になったのは、国をあげて戦争に勝とうという音楽が作れなくて、結局、国の中で一番売れた音楽は、戦争なんて嫌だ、現実なんて嫌だという厭世音楽だったおかげで、勝てなかった。
もちろん、愛が地球を救うかもしれないし、音楽が愛に加担する場合もあると思いますけど、音楽が善みたいなものにだけ都合良く作用すると考えるのは、お金さえあれば幸せになれると思うのと同じような甘えた考え方だと思いますよ。
僕は隠れてコソコソ仕事がしたかったんですよ。
もっと具体的に言っちゃうと、父親の目の届かない所でコソコソ仕事がしたかったんですよ。
父親イコール神様イコール絶対者みたいな。自分の評価が父親の裁きに合うんだという気分でいて、それでドキドキしてたって感じ。
http://mbs.jp/jyonetsu/2005/20050703/goroku.html
ISBN:4783510865 単行本 高橋常政 思索社 1983/01 ¥2,100
日が昇るから目を覚ます
目を覚ますから腹が減る
腹が減るから狩りをする
狩りをするから飯食える
飯食えるから金いらない
金いらないから働かない
働かないから時間がある
時間があるから遊んでいる
遊んでいるから不満がない
不満がないから喧嘩がない
喧嘩がないから気分がいい
気分がいいから眠くなる
眠くなるから日が沈む
日が沈んだら後知らない
だからアフリカは平和です
だから僕らはブッシュマン
日が昇るから目を覚ます
目を覚ますから腹が減る
腹が減るから狩りをする
狩りをするから飯食える
飯食えるから金いらない
金いらないから働かない
働かないから時間がある
時間があるから遊んでいる
遊んでいるから不満がない
不満がないから喧嘩がない
喧嘩がないから気分がいい
気分がいいから眠くなる
眠くなるから日が沈む
日が沈んだら後知らない
だからアフリカは平和です
だから僕らはブッシュマン
『 祝婚歌 』 吉野 弘
2005年1月13日二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
Christmas gift suggestions
2004年12月21日To your enemy, forgiveness.
To an opponent, tolerance.
To a friend, your heart.
To a customer, service.
To all, charity.
To every child, a good example.
To yourself, respect.
To an opponent, tolerance.
To a friend, your heart.
To a customer, service.
To all, charity.
To every child, a good example.
To yourself, respect.