前々からウワサは聞いていたがホントだったのか、う〜ん、残念だ。宮崎あおいが「NANA2」(12月9日公開)を降板するのだ。後任が市川由衣なんて…イメージ違うよなぁ。そういえば、どっかの週刊誌が「宮崎あおいが中島美嘉に絶縁状を叩きつけた!」なんて書いてたけど、そればかりはホントではないと祈りたい。
宮崎あおいは今の邦画界にとっては大事な逸材だし、あんまり悪い話は聞きたくない。演技も上手いからね。

それにしても、昨年同時期に降下された「タッチ」がいまひとつの出来だったのに対し、「NANA」は名作だったから今回の降板劇は非常に残念だ。

ただ、「NANA2」が正月に公開とあって、久々に東宝の正月映画の興行が潤いそうでそっちの方は期待している。
東宝の正月映画といえば、昨年の「あらしのよるに」が18.8億円の興行収入を記録した。同作は作品的には素晴らしかったが低調だった「ゴジラ」の後釜として鳴り物入りで封切られた割にはあまり振るわなかった印象だった(参考:02年「ゴジラ×メカゴジラ」19.1億、01年「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」27.1億)。
来年には織田裕二主演の「椿三十郎」が控えてることだし、是非「NANA2」には頑張ってもらいたい。

なお、東宝の正月映画に怪獣映画以外の実写映画がプログラムされるのは90年末の「山田ババアに花束を」以来16年振りである。とはいえ、この作品は興行的には失敗(だからこそ、集客力の望める怪獣映画が10年以上登板したのだが)。そういう意味でも、この「邦画好調」の流れに乗って、「NANA2」の力で東宝の正月映画を“復活”させてもらいたい。
個人的には良かったし。面白かったんだけど、「戦国自衛隊」みたいにまた叩かれるんだろうなぁ・・・。

やっぱり、「リメイクは叩かれる」の宿命からは、本作も逃れることは出来ないのだろうか?


まぁ、とにかくあまりオリジナルの「日本沈没」にこだわってはならない。アレと同じコトを今やっても、あんまり意味ないんだからさぁ。

(以下、後日)
「ドラえもん」に真保マジック…人気作家が「新魔界大冒険」脚本

 来春公開の映画「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」(寺本幸代監督)の脚本を、人気小説家の真保裕一氏(45)が手掛けることが11日、分かった。

 映画化された「ホワイトアウト」をはじめ「連鎖」「奪取」などベストセラー小説を連発している真保氏は、熱烈なドラえもんファン。アニメ制作に携わりたいと、同作を手掛ける「シンエイ動画」に入社した経歴を持つ。その後、作家への道を進んだが、現在も同社のチームで草野球を楽しんでおり、関係者とは交流が続いていた。

 今作は1984年に藤子・F・不二雄氏が執筆した「のび太の魔界大冒険」が原作。“もしもボックス”で現実の世界を魔法の世界に変えたのび太たちが、地球の危機に立ち向かう。脚本は原作にはなかった現実世界と魔界世界のリンクが描かれるなど“真保テイスト”が満載だという。

 ドラえもん史上初の女性監督となる寺本幸代監督(30)は「『魔界大冒険』は特に好きな作品ですが、脚本はさらにパワーアップしています」。原作に新たな命を吹き込んだ真保氏は「今は小説なんぞ書いている身だが、こうして夢のひとつがかない、誰より興奮している自分がいる」と喜んでいる。



先週の放送でチラッと映像が流れたが、やはりまぁ、驚きだ。

とにかく、詳しいことはまた後で。
 
忙しかったので、アップが今日までずれ込んでしまったが、去る22日(土)、「クイズ!ヘキサゴン? クイズパレード!」の収録(5月10日放送分)の観覧に行ってきた。

出演者は以下の通り。

司会:島田紳助・中村仁美(フジテレビアナウンサー)
出題:牧原俊幸(フジテレビアナウンサー)

解答者:麻木久仁子
     宮崎美子
     大橋巨泉
     石原良純
     石田靖
     松澤一之
     そのまんま東
     岡田圭右(ますだおかだ)
     増田英彦(ますだおかだ)
     山田花子
     波田陽区
     堀ちえみ
     瀬川瑛子
     香田晋
     ルー大柴
     満島ひかり
     ほっしゃん。
     パッション屋良

(順不同)


番組の内容に関しては、フジテレビからクレームが来ると面倒なので、あんまり詳細には書けない。なので、単純にスタジオの印象や、番組作りの雰囲気などについて書いてみよう。

フジテレビには友人と一緒に行ったのだが、1時45分に集合だというのに、スタジオに入るまでは時間かかるし、3階のスタジオには非常階段で昇らされるし、とあまり良い待遇ではなかった。まぁ、所詮無料の観覧なのだからそんなモノだろうか。
スタジオに入る前には厳重な注意が施された。何よりカメラだとかいう、所謂“記録機器”は絶対に持ち込み不可だという。当たり前だけれど。また、ケータイの電源も強制的にOFFにさせられた。どうやら、周辺機器の関係でマナーモードではダメらしい。

そんなカンジで30分以上経ってからスタジオに入った。何せこういう場に入るのは初めてなので、不思議な緊張感と隣りあわせだったワケだが、そこからまた待たされるとは思いもしなかった。それで、やっとこさ収録が始まるかと思いきや、今度は“前座”として訳のわからんお笑いコンビが出てくるんだから拍子抜け。そういえば、若手芸人はこういう仕事もやらされるんだよなぁ、とか考えながら収録を待ったわけである。
そんなスタジオを見た感想だが、意外にもスタジオは小さかった。TVで見るとかなりの広さを感じるんだが、実際はそうでもないらしい。セットの作りも画面で見ると近代的な印象だが、実際のものを見ると手作り感がにじみ出ている。別にそれは悪いことではないんだが。
ところで、今回の収録はだいたい30人強が集められたんだが、その層のほとんどが10代、20代の女の子だった。クイズ番組だから男性層が多いかと思ったが、そうでもない。地域層も幅広く、やはり首都圏が中心ではあったが、最も遠いトコから来た人は大阪からはるばる飛行機で、なんて方も。

さて、そういうわけで待たされて待たされて、やっとこさ「クイズ!ヘキサゴン?」の収録が始まった。
最初は唐突にゲストが入ってきたりしたのでタイミングがいまひとつ掴めなかったが、いざ収録が始まってみたら、「5、4、3、2、1、スタート!」みたいな想像通りの進行であった。
それにしても、皆さんTVで見る印象そのまんまなカンジで、所謂「TVで見るほうがキレイですね☆」みたいなのは無かった。印象に残ったのは山田花子がリアルで見ると意外と小さいのと、石原良純はあまり顔が濃くないというコトぐらい。司会の紳助はホントにブラウン管そのまんま。あの紳助トークもお茶の間で見たイメージと相違は無かった。
そういえば、芸能人というものは結構一般の方にアピールするモノだと思っていたが、そうでもなかった。それは司会の紳助も同様だった。まぁ、円広志が以前「(紳助に向かって)オマエはおはようも言わんタイプやろう」と言っていたから、予想はしていたが(皮肉ではない)。観客に直接話しかける形で挨拶したのは中村仁美アナぐらい(後はみんなそれぞれ会釈をしたり。。。)

番組内容はいつも通りの面白さ。ただ「日本列島吹き矢クイズの旅」が(紳助曰く)「クレームが来た」とか何かで一風変わっていたが、2週間後のヘキサゴンも、昨日放送されたものと特に変わりは無いみたい。それにしても、観客と出演者との温度差を感じてしまったのが残念だった。考えてみれば、向こうはワイヤレスマイクをしているので、全く何にも付けていない我々と比べると笑い声に差があるのは当然なのだが、日本人特有の「映るかもしれない」という独特の“恥ずかしがりや”感が全面に出ていて、「もちろんクイズ」終了までいまひとつ盛り上がりに欠けていたんだよなぁ。。。やっと盛り上がってきたのは「行列!早抜けリレークイズ」が始まった辺りからだった。まっ、これがメイン企画ではあるけれどね。

そんなこんなで収録は淡々と進み、2時間ほどで終了した。番組の放送時間が7:00〜7:57だから、実際に使われるのは50分弱だろうか。ってコトは、トークの部分がだいぶ削られるのかなぁ。あんまり書けないのが残念だけど、カットされたトークだとかの話については、また5月10日の放送終了後に書きたいと思う。



それでは。
さて、今日から不定期で25年以上前に公開された、邦画の傑作を紹介していこうと思う。
1回目は「日本沈没」だ。

深海潜水艦・わだつみのなかで日本海溝の異変に気づいた小野寺と田所博士。二人は政界・財界のトップによる“D計画”のために働くことになり、綿密な調査の上、恐るべき推測に到達する。日本列島が海に沈もうとしているのだ……。
 

「日本沈没」は、小松左京のベストセラー小説を軸に、1973年に劇場公開された作品である。監督は「八甲田山」の森谷司郎。主演は小林桂樹、藤岡弘(現:藤岡弘、)、いしだあゆみ。日本映画界に“パニック映画”というジャンルを加えた、記念すべき作品である。
ちなみに、当時の観客動員数は空前の650万人。配給収入は20億円。この数字は以後1993年まで東宝の正月映画の記録を保持し続けた。
本作のヒットを受け、翌年にはTBSでドラマ版も放送されている。

さて、そういうワケで「日本沈没」である。
もう公開は今から遡る事30年以上前になってしまったのだが、この作品は、今見ても古さを感じない“何か”を感じさせる作品になっている。何を隠そう、本作で描かれている出来事は、実際に起こり得るのだ。所詮はただのディザスター・ムービーとの捉え方も出来なくはないが、平和ボケした日本人の一人として、本作を見て危機管理などについて考え直せれば、それに越したことはないであろう。
とにかく本作は何が優れているかといえば、日本沈没までの科学考証と、有無を言わさぬ自然災害の素晴らしいスペクタクルシーンの描き方だ。特に科学考証に関しては特筆に値するのではなかろうか。だいたいこういう題材を作品に扱うと、ムリに説明っぽくなるのは否めないが、本作は冒頭から恐怖感を煽りつつ、日本沈没までの過程を示しているのでそういった心配は皆無だ。また作品の登場人物が「分かりやすく説明して欲しい」などと登場する科学者陣に意見したりするので、実に見ている側にとっても分かりやすい。アラを探せば日本が沈没するのに、周辺の朝鮮・ロシアなどが被害を受けない、なんてことは有り得ないんだが、お話の根幹がしっかりしているので、見ている間は意外と気にならなかったりする。
もう一つ、本作の最大の見せ場であるのが、その度重なる自然災害のシーンである。日本沈没の予兆であり、本作最大の見せ場であるのが東京大地震のシーンなのだが、これがもう素晴らしいの一言である。個人的な話で恐縮だが、本作を鑑賞する前はオイルショック真っ只中に製作された作品ということで、特撮部分に関しては全く期待していなかったのだが、その事を謝りたくなるほど見事な出来に驚いた。マグニチュード8の大地震が東京を襲うといったシークエンスなのだが、従来の怪獣映画などで描かれた爽快感という意味の破壊シーンは影を潜め、迫り来るような恐怖感を煽った破壊シーンを演出している。中でも高速道路が崩壊するシーンや、津波の濁流が人々を飲み込むシーンは、あまりの迫力に言葉を失うだろう。また火災によって人々が火だるまになるシーンや、関東大震災で実際に起こったという、道路に焼死体が並ぶシーンなどショッキングなシーンも登場するので、娯楽映画として見るとショックを受けるかもしれない。その他名場面として東京湾沿岸のガスタンクが大爆発するシーンや、70年代になって新たに見られるようになった、高層マンションの崩壊など、特撮的な見所は多い。ちなみに、特撮を担当したのは後期「ゴジラ」シリーズで特撮を担当した中野昭慶。当時としては破格の5億円の予算を使い、当時最高の特撮技術で恐怖感を醸し出している。

さて余談だが、有名な話なのでこの東京大地震に関する裏話を紹介しておこう。本作が公開された当時、この東京大地震における高速道路崩壊シーンに関して、原作の小松左京氏は評論家連中から「そんなことは有り得ない」と総スカンを食らったそうだが、1995年の阪神大震災における阪神高速崩壊により、小松氏の仮説が正しかったことが22年ぶりに証明されたのだ。これには小松氏自身も驚いたという。とはいえ、当然これは喜ばしいことでも何でもなく、日本人の危機管理の無さを改めて感じることになるという、皮肉な話になったのだ。
(ちなみに、高速道路から話は逸れるが、日本人の危機管理の無さを思い知ることが出来る映画に「東京原発」がある。少々暗喩的なきらいもある作品だが、一見の価値アリなのでおすすめ)

さぁ、話を戻すが、ここまでで如何に本作が素晴らしい作品かがわかって頂けただろうか。それにより、鑑賞意欲を掻き立てて頂ければそれに越したことはないのだが。

でももう少し語らせてもらおう。
先ほども語ったが、本作の特撮シーンは非常に素晴らしい。前述の東京大地震の他、日本映画初となる富士山の大噴火のシーン。何よりこの噴火シーンは、ミニチュアによって撮影されたのだが、ミニチュアに全く見えないのだ。マグマの流出なんか、実際に現場に行って撮って来たんじゃないかと思うぐらいの出来で、ホントにこんな作品が30年以上も前に製作されたのか、と疑りたくなるほどの出来。
また日本各地に押し寄せる大津波や、崩壊した後の素晴らしい東京のセット。更に沈没間際の日本列島の遠景など特撮的な見所は多い。

と、何やら特撮ばかり大いに語ってしまったが、本作のホントの見所は重厚な人間ドラマにある。中でも、小林桂樹の演じた田所博士は本作を彩る重要人物だ。「日本沈没」というあまりに破天荒なことを警告したので、当初は“キチガイ”(※)扱いされたマッド・サイエンティストとして描かれるが、後に彼の予言が皮肉にも的中したことから、一気に緊張感を盛り上げる。特に彼のラストシーンは圧巻だ。
また田所博士と同時に強烈な存在感を示すのが、丹波哲郎演じる山本総理だ。日本映画でここまで強烈な印象を残す総理大臣は、あまり見たことが無いのだが、意外な名言を言ったりなど、物語の重要部分に絡んでくる。その分、本来主役であるハズの藤岡弘、いしだあゆみ組の描写が印象に残らないが、ラストに悲しいシーンが待っているので、そちらに期待して欲しい。また人間ドラマとしては、日本沈没における諸外国や国連の対応を描いた描写もリアルで素晴らしい。
そして特にショッキングであったのが、日本沈没に対する「何もしない」という対応を提案するシーン。これは強烈な印象を残すことだろう。


というワケで、日本映画初のパニック映画として、実に素晴らしい出来である作品であったことがご理解いただけただろうか。未見の方は是非ご覧になって欲しい。
余談だが、東宝は翌年にも「ノストラダムスの大予言」という大ヒット・パニック映画を製作しているのだが、諸般の事情によりソフト化していない。理由は、ラストに登場する軟体人間が、何かの規定に引っかかるとかいうことらしいのだが。早期のDVD化を望む。


さて最後に今年公開されるリメイク版の話をして、本項を締めくくろう。
昨年の10月に各メディアで報道されたので、ご存知の方も多いと思うが、今年の夏にリメイク版が公開される。監督は「ローレライ」の樋口真嗣で、特撮は「亡国のイージス」を担当した神谷誠が担当するという。主演は草?剛、柴咲コウ。登場人物名はそのままで、オリジナルでいしだあゆみが演じた阿部玲子がハイパー・レスキュー隊員の役になったり、田所博士に豊川悦司が起用されたり、新たに官房長官や危機管理大臣が登場したりと、「戦国自衛隊1549」同様オリジナルとはかなり違った作品に仕上がることが予想されるが、予告編を見た個人的な感想では、実に期待できる作品に仕上がっていると思う。
オリジナルでは見れなかった海の底に沈んだ大阪のシーン(オリジナルでは、沈没後の都市は描かれなかった)や東京以外の具体的な破壊シーンなども見られるようなので、今年の夏を期待して待って欲しい。

そのリメイク版を楽しむためにも、このオリジナルを一度ご覧になって見てはいかがだろう?




(※)現在は不適切とされている言葉だが、73年当時は日常的に使用されていたものだった。








「日本沈没」
製作:田中友幸 原作:小松左京 脚本:橋本忍
音楽:佐藤勝 特技監督:中野昭慶 監督:森谷司郎

田所雄介:小林桂樹 小野寺俊夫:藤岡弘 阿部玲子:いしだあゆみ
渡老人:島田正吾 邦枝助教授:中丸忠雄 片岡:村井国夫
結城達也:夏八木勲 吉村秀夫:神山繁 山本総理:丹波哲郎

封切:1973年12月29日 観客動員数:650万人

2005年度総括

2006年3月29日 映画
本数的には多くない(ってか少ない)が、一応やる。

以下5段階評価。
かなり甘めだけれど、だいたい見終わってから素直に「面白かった」といえた作品には、星が4つか5つ付いている。

   「ローレライ」☆☆☆☆半
   「香港国際警察 / NEW POLICE STORY」☆☆☆☆☆
   「名探偵コナン 水平線上の陰謀」☆☆☆☆☆
   「交渉人 真下正義」☆☆☆☆
   「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」☆☆
   「戦国自衛隊1549」☆☆☆☆☆
   「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」☆☆
   「亡国のイージス」☆☆☆☆
   「まだまだあぶない刑事」☆☆☆
   「劇場版超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」☆☆☆☆
   「劇場版甲虫王者ムシキング 〜グレイテストチャンピオンへの道〜」☆☆☆
   「あらしのよるに」☆☆☆☆☆
   「Mr.&Mrs.スミス」☆☆☆半
   「THE 有頂天ホテル」☆☆☆☆半
   「最終兵器彼女」☆☆☆☆
   「機動戦士Zガンダム3 星の鼓動は愛」☆☆
   「ドラえもん のび太の恐竜2006」☆☆☆☆☆
   「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」☆☆☆
   「THE MYTH 神話」☆☆☆

  DVDで見た2005年度公開作品
  「宇宙戦争」☆
  「星になった少年」☆☆☆☆☆
  「妖怪大戦争」☆☆☆
  「チャーリーとチョコレート工場」☆☆☆
  「NANA」☆☆☆☆☆
  「ステルス」☆☆☆☆
  「タッチ」 ☆☆☆  

   TV放映で見た作品(2006年1月〜3月)
  「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」☆☆☆☆
  「インデペンデンス・デイ」☆☆☆
  「ドクター・ドリトル」☆☆☆☆
  「みんなのいえ」☆☆☆
  「ラヂオの時間」☆☆☆☆
  「T.R.Y」☆☆☆
  「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」☆☆☆☆☆



本来はこんな括り方はしないんだけれど、年末が大変忙しかったのでこういう総括的なことが出来なかった。だから今回は一応4月〜3月という「年度」で括ることにした。

最初にも書いたが1年間で劇場において鑑賞した作品が19本というのは正直言って多くない。確かにDVDで鑑賞した作品(旧作を含める)と合わせると鑑賞した作品は100本を超えるんだが、映画好きからすると大したことのない本数であることは至極承知だ。しかし言い訳させてもらうが、私はまだ学生である。時間的にも経済的にもそんなに何度も何度も劇場に足を運べるほどの環境には恵まれていない。
そんな人間の総括であることをご了承頂きたい。これが私にとっての限界である。

さて、2005年度というのは、私は福井晴敏イヤーであったと勝手に考えている。かなり話題になったので皆さんご存知だとは思うが、昨年は「ローレライ」「戦国自衛隊1549」「亡国のイージス」といった諸作品が公開され、全作品が興行収入15億円以上を記録する(「ローレライ」24億、「戦国自衛隊1549」17.1億、「亡国のイージス」20.6億)という大ヒットぶりであった。世間の評価は様々だったようだが、個人的にはどれも面白く感じられたように思う。それと同時にこの3作は日本映画界に大きく貢献したのではないかともいえる。
何故そうなのかといえば、何を隠そう日本の特撮技術が久々に評価されたということが大きい。これまで日本映画で特撮を駆使出来る作品は、怪獣映画しかなかったのだが、こうした戦争ものやアクションものによって、日本の特撮技術が進歩するのは誠に素晴らしいことだ(これは「男たちの大和」にも言えることだろうが、いろんな事情が重なってこっちは未見)。これによって「日本映画は地味」という固定観念が取り払われたのも、邦画ファンとしては嬉しい。思い返せば一昨年も「CASSHERN」や「デビルマン」「キューティーハニー」なんていう“特撮もの”があったようだが、これがどうしてこんな出来になるのだろう、といった「?」が付くようなシロモノばかりだったことを考えると、如何に今年度で日本映画全体が前進したことが伺えるだろう
おっと忘れてはならないのが、これらの作品に遅れて公開された「最終兵器彼女」である。人気漫画の映画化である作品で本来は今流行りの“純愛もの”のようだが、私はれっきとした特撮映画として認めてイイと思う。特に冒頭の札幌空爆のシーンは大迫力だった。若干アニメっぽいところも見られたが、ミニチュアではなくCGによるビル破壊シーンを成功させた、邦画としての初めての例ではないだろうか。またリアルに作られたモブ・シーンも素晴らしい。個人的にはモブ・シーンはもう何度も見てきたが、54年の「ゴジラ」以来久々に恐怖を感じさせるものを見れた。監督の須賀氏には、これを起に特撮映画をまた撮って欲しい。まぁ、それによって日本の特撮の主流がミニチュアからCGに成り代わったら、違う意味で複雑ではあるが。
さて、ところでこの作品。前出の「戦国自衛隊」同様、オリジナル(原作)のファンからの評判は散々だったようだが、もう少し評価されてもイイのでは(私自身、原作を未読だからこそ、言えるのかもしれないが)。ちなみに6月にDVDが発売されるようなので、時間があれば単独のレビューを予定している。

他にも特撮の名作はまだまだある。それが「劇場版超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」である。現在放送中のTVは未見だが、「ゴジラ」不在の正月の東宝特撮映画を見事に支えた出来である。とはいっても上に付けた☆4つは、海底軍艦・轟天号のために付けたといっても過言ではないが。。。
何ていうか、まさか21世紀にあの「轟天のテーマ」を聞けるとは思えなかった。そして見事な冷戦砲の描写が見れるとはもっと思っていなかった。とにかく轟天一機だけでお腹一杯になれる映画だとは思う。

一方、特撮以外に目を向けてみると、全く期待していなかった「NANA」が予想以上の出来であったことに驚いている。原作は相変わらず未読なのだが、そんな私でも楽しめた。原作ファンに言わせれば「あそこが足りない」だとか色々あるようだが、1巻から13巻までの13冊をよくこれだけ綺麗にまとめたな、と関心している。そしてまた久々に次回作が見たいと思える作品だったことも特筆に値する。具体的にいえば、面白かったのは“ストーリーのわかりやすさ”のおかげであるだろう。ところどころ回想シーンが挿入される本作だが、小松奈々役の宮崎あおいの視点を中心に描く(例外的なシーンもあるが)ことによって、観客はすんなり主人公の二人に感情移入出来るのだ。
まぁ、それだけ原作が優れている、とも言えるのだが。

その他邦画作品は「星になった少年」「THE 有頂天ホテル」「交渉人 真下正義」などなかなかよく出来た作品が多かった。とにかく昨今の“邦画好調”の動きは実に嬉しい。最後の最後でよくわからんシーンを入れてイマイチだった「妖怪大戦争」や、TVの2時間ドラマみたいな「まだまだあぶない刑事」なんていう微妙な作品もあったが、「あっ、こりゃ外したなぁ」というような作品は、(少なくとも私が見たなかでは)無かったように思う。

こうなってくると、日本アカデミー賞を総なめ(これに関しては不本意だったが)した「ALWAYS 三丁目の夕日」、個人的な事情で鑑賞できなかった「容疑者 室井慎次」などまだまだ邦画には名作があるようなので、時間が許す限り鑑賞したい。

邦画ばかりの話になってしまったが、続いて洋画に関する話もしたいと思う。とはいっても、洋画をほとんど見てないので、総括も何もあったもんじゃないんだが。
とにかく言える事は、昨年の二大大作である「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」「宇宙戦争」とにかくひどかったということか。まず「SW」のほうだが、初心者にここまで不親切な映画は珍しい。一応、有名なメインタイトルでの状況説明はあったが、ほんの数秒で状況が理解出来るほど人間上手く出来てない。鑑賞中は初心者なりに「SW」に関する知識を総動員して見たが、そのせいで終わってから「面白かった」といった感想は微塵も浮かんでこなかった。初心者に不親切なのは、過去の作品を売り込もうというルーカスのブラック・ジョークだろうか。まぁ、特撮だけは凄かったが。
さらにひどかったのはその「宇宙戦争」だ。この作品に関しては出来の悪い怪獣映画のレッテルを貼らざるを得ない。公開時「(この作品は)スピルバーグから東宝へのメッセージです」みたいなことが言われていたが、怪獣映画の監督としては、スピルバーグはまだまだなようだ。何がダメかって、「宇宙戦争」というタイトルなのに「戦争」を描いてない。このストーリーだったら「宇宙怪獣襲来す」にすればイイのに。まぁ、それだけでこの作品を一つ星にするのは酷だが、ラストのオチへの持っていき方が最低で、見終わった後拍子抜けを食らうのが一番の理由だ。また日本で話題になった「大阪云々」のセリフも「何で?」といった疑問ばかりが浮かんでだんだんそれが怒りに変わってくる。緊迫感とリアルな宇宙人はさすがだが、これではエンターテインメントとしてはひどすぎる。
まぁ、スピルバーグをコケにしてしまったが、エメリッヒよりはまだマシではあったことを付け加えておこう。

これら対して「香港国際警察/NEW POLICE STORY」は手放しで楽しめる傑作だった。詳しいことは公開時にレビューを書いたので省くが、とにかく傑作。「宇宙戦争」を見るんだったらこっちを見ることを深くオススメする。

さて長くなったが、最後にアニメの話をしてこの総括を締めくくろう。
今年度の最高傑作は何を隠そう「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」だ。前回の記事で詳しく書いたがとにかく素晴らしいの一言。年中行事と化していた「ドラえもん」映画だが前作「ワンニャン時空伝」に続いて来年が楽しみになる出来だった。

続いて正月映画として公開された「あらしのよるに」もなかなかの傑作。声優と主題歌に著名人を起用するなどして、違和感が少々心配な本作だったが、主題歌「スター」がタイアップに止まらず世界観に上手くマッチしているのを初め、作画も大変綺麗で子供から大人まで楽しめる良作に仕上がっている。見終わって暖かい気分になれたのもこの作品の功績だった。
余談だが、「ゴジラ」が休暇中の今、東宝は春、夏、冬、GWの全長期休暇中のラインナップがアニメで占められたことになる。まぁ、後世にイイ作品を残すためには定期的に子供たちが支持するアニメ作品を公開することはイイことなんだが。

反対に「ガンダム」は散々だった。「SW」の時も書いたが、どうしてここまで初心者に不親切なのか。私は幼い頃からこういったロボット・アニメには専ら興味が無く、今回の鑑賞も友達に引きづられて嫌々行ったのだが、作品の出来も睡魔との闘いになるという“最悪な状況”だった。ホントは一つ星を付けたいトコなのだが、私の世界観の勉強不足ということであえて二つ星。
でも「ドラえもん」「コナン」「クレヨンしんちゃん」など小学生以上をターゲットにした作品は毎年こうも出来がイイのに、青年層をターゲットとした作品はどうしてここまで出来が悪いのだろう?



ということで、長くなったが以上が2005年度の総括だ。
本来ならまとめるためにナンバー1を決めるんだろうが、今回はそういうことはしないことにする。

2005年度は日本映画が大きく飛躍した年だったワケだが、こうなってくると気になってくるのが、今年・2006年度だ。
正直言って、各社のラインナップを見て私が期待しているのは「日本沈没」だけ。昨年に比べるといまひとつ“パッとしない”のが私の印象だ。





まぁ、今年も“良い意味で期待を裏切って”欲しい。 
だいぶ間を空けてしまったが、2年ぶりの新作「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」を見てきたのでレビューしよう。

ひょんなことから恐竜の卵のような物を発見したのび太は、その卵を孵化させてみると、白亜紀の日本にいたというフタバスズキリュウが生まれてきた。のび太はその恐竜をピー助と名づけ、内緒で飼い始めるのだが……。


前作「のび太のワンニャン時空伝」から2年。ドラえもんが再びスクリーンに戻ってきた。
今回は、1980年に公開された、映画「ドラえもん のび太の恐竜」のリメイクとなったワケだが、最初はほとんど期待していなかった。リメイクって、結局のところ2番煎じに終わることが多いからだ。だから、正直言って不安だった。
とはいえ、2月3日に始めてこの作品のTVスポットを見たとき、その脅威の映像に驚かされた。それ以前に劇場で予告編を見たときは、いまひとつピンと来なかったんだが、このTVスポットを見てそれまでの不安は全て吹き飛び、その不安は期待へと変わった。

実際、劇場へ足を運んで作品を見てからも、期待は不安へともどることも無く、最後まで作品を安心して楽しむことが出来た。
それでは、今回は例によって、作品の頭から終わりまで順々に感想を述べていこうと思う。

(※注 以下、原作=てんとうむしコミックス「のび太の恐竜」
オリジナル=80年版「のび太の恐竜」
映画・本作=「のび太の恐竜2006」を指す)

・・・っと、作品の話に入る前にイキナリ余談。私がこの作品を見に行ったのは、日本最大の映画館・川崎チネチッタだったのだが、他にも作品が数ある中、ドラえもんだけが別館での上映(隔離?)となっていた。これは恐らく子供が多いことに対しての配慮であろうが、その所為か売店は小さな子供でいっぱい!まぁ子供向けの映画としては正しい姿勢であると言えよう。こういううるさい環境を嫌う方もいらっしゃると思うが、何ていうか私は微笑ましかった。

さて、そういうコトで終始賑やかな雰囲気で映画は始まったワケだが、「ドラえもん」映画といえば、最初にプロローグの一幕があって、のび太の「ドラえもぉ〜ん」でタイトルが出るのが常であった。しかし今回はそれを止め、東宝マークが出た直後にメインタイトルが出る(オープニングが流れる)という構成になった。実は、これはオリジナルと全く同じ構成で、冒頭から早くもスタッフがオリジナルのスタッフに対して敬意を表していることが伺える。こういったオマージュは、そのあとにも何ヶ所か見られる(意識していたかどうかは別として)のでそういったシーンを探してみるのも面白い。

そのオープニングだが、そこに流れたのはオリジナルで使われた「ぼくドラえもん」でも、おなじみの「ドラえもんのうた」でもなく、現在TVで使われている「ハグしちゃお」だった。コレは微妙に寂しい気もしたが、見に来ていた子供たちが元気に歌っているのを聞いて、一安心でもあった。正直、アレに変わってからオープニングが子供たちに浸透しているかどうか心配だったんだけど。
そして本編が始めるわけなんだけれど、最初に黒マスクによる恐竜捕獲シーンが入る以外は、スネ夫が恐竜の卵を見せびらかす〜のび太が卵を見つける〜育てる〜湖で騒ぎが起きる〜のび太とピー助の別れといった一連の展開は原作どおりで、原作を読んでいるファンにとっては嬉しいところだ。しかも原作のセリフを丁寧にアニメ化しているので、原作の素晴らしさが現在の観客に伝わるのも良い。ところどころに挿入された、本作のオリジナルシーンも違和感無く噛み合っていて安心だ。中でも特筆すべきはやはりのび太とパパの絡み。原作では布団を引っ剥がそうとする役割だけのパパだったが、今回は優しいパパのシーンを挿入し、物語に含みを与えている。
ここでの見所は何と言ってもドラえもんの「あたたかい目ぇ〜☆」だ。正直言って若干クドイんだが(^^;子供たちにウケていたのでそれで良い。私は渡辺監督の無駄にキャラの顔が変形する演出がどうも好きになれないんだが、今回ばかりは成功しているようで良かった(ジャイアンの表情なんか頂けない部分もあるけど)。また随所に散りばめられた小ネタの数々もアッパレだ。ファンの方ならご存知だと思うが、のび太の机の上に置いてある恐竜のおもちゃは藤本先生(藤子・F・不二雄)の机に置いてあった物だし、スネ夫がのび太に対して「ウソつきだ」と馬鹿にするシーンで、のび太の後方に書いてある習字の作品の文字が「真実」という文字になっていたりと、ネタに気付くとなかなか楽しい。
こういったのび太とピー助の最初の別れのシーンまでで、映画一本分のボリュームがあり、実に素晴らしい。

さて続いて映画は後半に移るのだが、ここから少し原作と展開が違ってくる。おおまかな流れはそれほど変わらないのだが、やや説明的なセリフがカットされているように感じた。
例えば原作には、のび太の
「ね、一口に一億年というけど、一億年てどのくらいのむかし?」
といったセリフから始まる、時の流れの大きさを痛烈に感じさせる一連のシークエンスがあるのだが、この流れはまるまるカット。これは恐らく児童の観客を意識したための削除なのだと思うのだが、このカットの所為でその後の流れが少々強引になってしまっている。このシーン、個人的に好きだったんだけど。
その後もオリジナルにはあった「640キロ」という具体的な数字が削除されて進む距離がわかりづらくなっているし、そもそも日本へ向けてタケコプターで出発〜湖でティラノサウルスに遭遇までの過程がダイジェストになっていて何だかもったいない。その他にも細かい描写がカットされている(翼竜への恐怖を感じさせるセリフなど)ので「何でここが切られたの?」と疑問を持たざるを得ない。
しかし、だからといって作品自体が悪いものに仕上がっていると言ってしまうのは早とちりと言うものだ。その分、アクションシーンは、従来のドラえもん映画とは一線を画した素晴らしいモノになっている。特に川の氾濫シーンは素晴らしいという他ない。さらに最大の見せ場である滝からの落下シーンも凄まじい迫力で描いている。また個人的に嬉しかったのは、オリジナルで「ドラえもんのうた」が流れたのと同じ箇所に今回の主題歌「ボクノート」のインストゥ・メンタルが流れたことだ。

さてドラえもん、のび太が滝に落下した後は原作とはかなり異なった展開になる。以下にそれを列挙してみると・・・。

・(原作)捕まったしずか、スネ夫、ジャイアンは黒マスクらに“考えを読み取る装置”を使われ「タイムマシンヲノットッテ ニッポンニ カエル」という考えを読まれてしまう→(映画)削除・・・「ノットル」という言葉がマズかったか?
・(原作)ドラ・のびは黒マスクたちに半ば誘導されて基地に着く→(映画)ドラ・のびは基地へと強制連行される
・(原作)黒マスクらを倒したのび太たちの基地からの脱出シーンは無い→(映画)一行はドラえもんのポケットを使って自力で脱出する
・(原作)ドラえもんたちを日本に返すのはTP(タイム・パトロール)→(映画)ドラえもんたちはピー助と別れた後、自力で日本へたどり着く。故にドラたちとTPの直接的な絡みは一切無い

・・・コレが大きな相違点である。実際はもっとあると思うが。まぁ、こうやってわざわざくどくどと列挙してみたが、私はコレはコレでイイと思っている。原作の展開を見たかった気もするが、本作の決定的なテーマである「最後まで自分たちの手で頑張る」といったテーマを尊重させた変更であるように思うからだ。その為に展開が少々強引な部分があるものの、こう変更したために、最後ののび太とピー助の別れが一層引き立つというものだ。横画面にのび太が走るシーンは涙が出た。やっぱり一対一のほうが別れのシーンは盛り上がるんだなぁ・・・。
そしてエンディング。ラストに原作の一こまが挿入されるシーンがあるのだが、この「夕日がきれいだね」のセリフが画面に現れたとき、その涙は最高潮になった。まっ、ちょっと反則な気もするけどね。^^;

一方、毎回恒例のキャスティングと主題歌の話もしていこう。97年以降、芸能人起用が顕著になっている「ドラえもん」映画だが、今回は船越英一郎、神木隆之介、劇団ひとりが参加した。ハッキリ言って今までの芸能人起用は散々な結果だったのだが、今回やっと成功を見た。船越の黒マスクは全く違和感無かったし、神木のピー助も心配する必要は無く、オリジナルのよこざわけい子にも負けないほど見事に演じていた。もちろん劇団ひとりも、芸人だからといってでしゃばることもなく、素直に作品へ力を注いでいた。さらにカメオ出演となったスキマスイッチの二人なんか、ドコに出ているかさっぱりわからないほど、違和感無く演じていた。これはもう嬉しい限りだ。
最後になるが、今回の主題歌は前出のスキマスイッチの「ボクノート」が流れた。これももう非常にイイ出来。武田鉄矢の手を離れた映画主題歌は一部を除いてどうしようも無かったが、今回は画面にも世界観にも違和感無く溶け込んだ主題歌が出来上がった、歌詞を載せることは出来ないけど、未聴の方は是非聞いてみることをオススメする。
ホントはひょっとしたら水田版「ポケットのなかに」が聞けるんじゃないか、と思っていたのはココだけの話・・・

そういうわけで長くなってしまったが全体的に見て素晴らしい作品だった。正直言ってTVアニメとの作画の違いへの違和感や、ランニングタイムの関係による描写不足への不満もあるが、それは来年に期待というコトで(^^;
来年といえば、来年はどうなるんだろう?このままリメイク路線を続けるとは思えないし、完全な新作になるんだろうが、そうなるともうプロットは出来上がっているハズである。今度はどんな展開になるのか、今年の作品を見たら期待大だ。まぁ、別にリメイク路線を続けてもらっても個人的には構わない。このまま「宇宙開拓史」をまたやるのもイイし、最高傑作と謡われる「鉄人兵団」だとか携帯サイトの人気投票で一位になった「雲の王国」でもイイんだから。

余談になるが、今年の映画も興行的に大成功を収めているようで万々歳だ。私は「前作の半分の15億円いけば成功」なんて消極的に考えていたのだが、まだまだドラえもんには無限の可能性があるということが、この結果によって証明されたということだろう。



来年もこの調子でイイ作品をまた見せてね。









「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」
原作:藤子・F・不二雄 総監督:楠場宏三
脚本:楠葉宏三・渡辺歩 音楽:沢田完 監督:渡辺歩

ドラえもん:水田わさび のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ ジャイアン:木村昴 スネ夫:関智一
ピー助:神木隆之助 黒マスク:船越英一郎 ドルマンスタイン:内海賢二
タイムパトロール隊長・オヤジ・主婦A・リサイクル業者・レポーター:劇団ひとり

主題歌:「ハグしちゃお」(歌:夏川りみ)
     「ボクノート」(歌:スキマスイッチ)
封切:2006年3月4日 

経験バトン

2006年3月7日 日常
・入院         ○ 3回あります。98〜00年の3年連続で。
・骨折         ○ 圧迫骨折を一度。
・献血         × もう出来る歳なんですけどねぇ・・・。
・失神         × 経験したこと無いです(^^;
・結婚         × まだ法律が許しません^^;
・離婚         × 上に同じく。
・しゃぶしゃぶ     ○ 何度か食べに行ってます。
・万引き        × 有り得ません。
・補導          × 補導されるようなコトはしませんよ(^^;
・ギター        × 弾けません。
・ピアノ        ×
・メガネ        △ コンタクトを外した数時間だけはかけてます。
・コンタクト       ○ ソフトを装着してます☆
・オペラ鑑賞     × うーん・・・あんまし興味無いです・・・。
・テレビ出演     △? 投稿したハガキが採用されたとか・・・アリですかね?^^;
・パチンコ       × 未成年ですし、興味ないです。
・競馬         × 賭け事は好きですが、馬はちょっと・・。
・ラグビー       × コレも興味ないです。
・北海道        ○ 札幌、旭川、富良野辺りは行ったことありますよ。
・沖縄         ○ 3回ぐらい行きました。やっぱり沖縄の海はきれいですよねー。
・四国         ○ 高知に一度だけ。松山と高松にも幼いころ行ったようなのですが、記憶にございません。
・京都         ○ 99年にガメラを見に(笑)あと03年に修学旅行でも行きました。
・大阪         ○ 実家が関西なので、もう腐るほど(^^;
・名古屋        × 名古屋は新幹線で何度か通過しただけですね^^;
・仙台          × 仙台も名古屋同様ありません。
・福岡         ○ 以前住んでいたので。今も時々行く大好きな街ですね。食べ物もおいしいですし。
・漫画喫茶      ○ まぁたまに。一夜を過ごしたこともあるっちゃあります(汗)
・ネットカフェ      × コチラは無いです。
・油絵         × 絵はとても下手です、ハイ・・・。
・エスカレーターを逆走 ○ 小学生のころに何度か(汗)
・フルマラソン     × やったら死にます。ええ。
・自転車の運転    ○ 毎朝、駅まで。
・バイク運転      × バイクはちょっと・・・。
・10kg以上減量    × もともと太ってません。
・エステ         × 高校生ですよ(^^;
・交通事故       ○ 車と激突・・・。
・お年玉をあげる    × まだ貰うほうです^−^;
・徹夜で並ぶ      × 並んでやろうかと思ったことはありますが、さすがに・・・。
・金髪          × いや、無いです(^^;
・ピアス         × こっちも。
・50万円以上の買い物  × ケチですから。ええ。そうですとも。
・ローン        × ムリです。
・両国国技館     △ 前を通過しただけなら(^^;
・日本武道館     ○ ディズニーのイベントで小さい頃行きました。
・横浜アリーナ    ○ あるハズなんですが、記憶に無い・・・。
・ラヴレターをもらう  ○ 「告白」という意味でなければ。。。
・手術         ○ 3回しました。全部小学生のころに。
・選挙の投票     × 未成年ですよー。 
・イヌネコを飼う    × アレルギー持ってるんで(^^;
・一目ぼれ      × 無い・・・ハズ^^;
・幽体離脱      × 無いですよ^^;
・ヨガ         × やっぱり無いです。
・OSの再インストール   × 無いですねー^^;
・ヴォイスチャット   × あんまし興味ないです。
・先生に殴られる    × 口げんかはあるけど、殴られたことは、ねぇ。。。
・廊下に立たされる   × 今のご時世で立たせたら問題でしょ。
・徒競走で一位     ○ 奇跡は起きた。一度だけ(−−;
・リレーの選手     ○ 奇跡は起き(ry
・他人の子どもをしかる  ○ まぁ、後輩なんかは、ねぇ。。。
・20過ぎてしらふで転ぶ   × 未成年ですから。
・コスプレ       × 全く無いです。
・ジャケ買い      × うーん、無いです。
・同棲          × ありません(^^;
・ストリート誌に載る   × 無いですよ。ありませんよ。ええ、そうですよ。
・2メートル以上の高さから落ちる    △ 下が水面はアリですか・・・?
・学級委員長      ○ 小学生の頃に。
・ナンパ        × するキャラじゃぁ・・・ないですね(^^;
最優秀作品賞=「ALWAYS 三丁目の夕日」▽監督賞=山崎貴(ALWAYS 三丁目の夕日)▽主演男優賞=吉岡秀隆(同)▽主演女優賞=吉永小百合(北の零年)▽助演男優賞=堤真一(ALWAYS 三丁目の夕日)▽助演女優賞=薬師丸ひろ子(同)▽脚本賞=山崎貴・古沢良太(同)▽音楽賞=佐藤直紀(同)▽撮影賞=柴崎幸三(同)▽照明賞=水野研一(同)▽美術賞=上條安里(同)▽録音賞=鶴巻仁(同)▽編集賞=宮島竜治(同)▽外国作品賞=「ミリオンダラー・ベイビー」


・・・と、ドーンと見出しが付いているようだが、実を言うと、私はこの結果に不服だ。
確かに、「ALWAYS 三丁目の夕日」は興行的にも成功し、各方面からの評価も高かったが、これじゃあ去年の日本映画は「三丁目の夕日」しか無かったと言わんばかりに。
一応、新人俳優賞や協会特別賞などの“その他”の賞には「亡国のイージス」の勝地涼だとか円谷プロか何かが選ばれたようだが、あくまで“その他”なんだよなぁ。

要するに何が言いたいかといえば、「三丁目の夕日」がこれだけ受賞したのは、この作品が日本テレビ製作だからという理由に過ぎない。

過去にも13部門を独占した「Shall we dance?」だとか、「たそがれ清兵衛」だとか、日テレと強いつながりを持っているからこそ、これだけ多くの賞を受賞したんじゃないかという作品は山ほどあるし。あと日本テレビと強いつながりを持っているジブリ作品だとかもコレに該当するな。

だから、黒澤明も「権威が無いから」という理由で、この受賞を辞退したのだ。

まぁとにかく、日本アカデミー賞は既に「日本テレビ映画大賞」になっているのが問題なのだ。
一応、日本で一番大きな映画賞なんだから、もう少し公平な目線で日本映画全体を見渡して欲しい。


他にもイイ映画は、いっぱいあるんだから。

ラブ・バトン

2006年3月1日 恋愛
友人から周ってきたので答えてみた☆





☆今現在、気になる人好きな人はいますか?
気になる・・・まぁ、好きかも?なヒトはいるかもしれませんね(^^;

☆それはどんな人?
昔からずっと友達だったヒト。

☆好きなタイプは?
天然なカンジなんだけど、意外としっかりしてるヒト。

☆逆に嫌いなタイプは?
ギャル系。あと相手の気持ちになろうという意志が感じられないヒト。
 
☆異性でココに弱い!!って所は?
髪。結わいていた髪を下ろす瞬間には、とっても弱いです。

☆好きな芸能人は?
島田紳助。女性だと安めぐみ、和希沙也。

☆好きな人にカラオケで歌って欲しい曲は?
I WISHの「明日への扉」。何かしんみりとなりたい(何だそれ

☆逆に歌ってあげたいのは?
歌わないでじっと聞いてるほうがイィ。

☆今、好きな人のために努力しているコトは?
毒舌にならないように、出来るだけ優しく接するようにする。
 
☆好きな人にされて嬉しいコトは?
すんごいさりげない気配り。大きなコトじゃなくて、すっごい小さいコトが嬉しかったりするもので☆

☆恋人に浮気されたらどうする?許せる?
たぶん自分を責めるんじゃないかなぁ?

☆素直な人って可愛いよね。
そうですねー。やっぱり素直が一番かな。

☆年上、年下、どれくらいの範囲までオッケ?
前後1つぐらいかなぁ?年の差は結構気にするかも。

☆100年の恋も覚める瞬間は?
礼儀の無さが露呈された時。

☆こんな人には絶対惚れません!
ヒトの気持ちがわからないヒト。


☆今まで何回告られた?
キチンとしたのは2回。微妙なのも含めると、もうちょっと増えるけど。

☆どうしても今すぐ会いたい!!どうする?
何気なく会いたいコトを伝える。

☆遠距離恋愛したことある?
さぁ、どうだか?(笑)

☆今まで好きな人に言われて一番嬉しかったことは?
やっぱり、「あなただから」とか「あなただけ」とか、そういう言葉。

☆告白されて今までに振った回数は?
1回に・・・なるのかなぁ・・・?

☆振られた回数は?
1〜2回。まぁ、あえて曖昧に(何

☆けど恋愛の駆け引きは楽しいよね?
それが醍醐味でしょ^^;

☆好きでもない人に迫られたらどうする?
雰囲気に任せるかもしれない。ホントに好きなヒトがいたら、話は別だけど。

☆プロポーズされたことある?
いやいや・・・(−−;

☆言われてキューンとする言葉
素直に「好き」。これ以上の言葉は無いと思うょ。

☆次にまわす5人
コレを見た方ですか☆
テストが終わったのでちょっとこういうのに答えて見た。
結構楽しかったので、これからしばらくは、こういうのでいくかもしれない・・・(^^;

ドラえもんファンに100の質問

01.お名前(HN)・年齢・性別を教えてください
ゴジバト。17歳、男です。
02.HP(あるかた)はHP名の由来を教えてください。
ありません。
03.『ドラえもん』はあなたの中で何番目に好きな漫画?
当然、1番目ですね(^^)
04.『ドラえもん』以外のFF(藤子不二雄)作品は好きですか?
一番は「エスパー魔美」。あとは「パーマン」、マイナーなトコだと「みどりの守り神」「ミノタウロスの皿」とか。
05.コミックス(大長編込み)は何冊お持ちですか?
コンビニ・コミックスなどを併せると70は下らないかなぁ・・・?大長編は「宇宙漂流記」を除いて全冊持ってます。
06.FFランド・カラー作品集はお持ちですか?
カラー作品集を2冊だけ。
07.『ドラえもん』に関する歌のCDはお持ちですか?
「25周年映画主題歌集」と海援隊の「ドラえもん映画主題歌集」とか。あとはいろいろ。
08.アニメのビデオお持ちですか?
TVのほうは持ってないですね。録画したのはいっぱいありますけど。
09.映画のビデオお持ちですか?
「恐竜」「宇宙開拓史」「鬼岩城」「アニマル惑星」「銀河超特急」・・・etc
10.海外版『ドラえもん』をお持ちですか?
持ってません。何言っているかわかりませんし、そもそもドコで入手してイィのか・・・(^^;
11.ドラえもん関連本(ドラえ本・ドラカルトなど)はお持ちですか?
ドラえ本やドラカルトも持ってますし、「ぼくドラえもん」や「もっと!ドラえもん」もコンプリートしてます(「もっと!」は既発売のみ)
12.キャラクターグッズどのくらい持っていますか?
そりゃ、もう・・・数え切れないぐらい(笑)
13.『ドラえもん』ゲームをお持ちですか?(TVゲームでもボードゲームでも)
スーパーファミコンの「ドラえもん3 のび太と時の宝玉」だけ。確かコレが初めて買ったゲームソフトだったハズ。。。
14.ドラえもんの本家サイトは行くほうですか?
そうですね。毎日覗きはします。
15.ドラえもん関連サイトはいくつブックマークしていますか?
ブックマークはしてません。
16.あなたはどういうタイプのドラファンですか?
どういうって・・・。アニメもマンガもどっちも好きな所謂フツーのファン・・・?
17.アイコン・スクリーンセーバー・壁紙・音などがドラえもんですか?
スクリーンセーバー、壁紙はそうですね。
18.ゲームなどのプレイヤー名にドラキャラを使った事はありますか?
「ドラえもん」って入れたことはあります。
19.友達にはドラファンなことを・・・?
ええ。知らせてますよ。
20.ゴールドラディスク等の様にレア性の高い付録のために子供向け雑誌を買ってしまう?
いや、それはしたことないですね・・・(^^;
21ドラえもんが居ないか引き出しを覗いたことはありますか?
そりゃ、子供の頃はもちろん(笑)今も時ど(ry
22.ドラキャラの物まねが出来ますか?挑戦した事はありますか?
マネなんかするとあまりにも悲しいので・・・しません(笑)
23.「心の友よ!」と普段言った事はありますか?
冗談でね(^^:
24.「あんた○○(ドラキャラ)みたい」と言われた事はありますか?
友達が「スネ夫みたい」と言われていたことはあります。
25.コミックスを最初に手にしたのはいつですか?
小1〜2年生ぐらいじゃないかなぁ?
26.映画は劇場へ見に行きますか?
「雲の王国」からほぼ毎年見ています。「創世日記」だけは何故か見逃したようですが。
27.『ドラえもん』で暗唱できそうな話はありますか?
45巻の「ドラえもんが重病に!?」何か近年、アニメが繰り返し流れてた気がするんで。
28.ドラえもん関連の食べ物は買ったことがありますか?
ドラ焼だったりとか、ゼリーだったりとか。巷に溢れてますからね。
29.ある方は何が一番好きですか?
ゼリーかな。この歳になると量的にキツイですが、味は確かですね。あとふりかけ。
30.『ドラえもん福袋』を発見。買いますか?
値段にもよりますが・・・悪いモノは入ってなさそうなので、多分買いますね(^^;
31.『ドラえもん』関係の着メロ・着声を設定していますか?
映画の主題歌はだいたい揃ってます(^−^;
32.ドラえもんを初期(1〜15巻)中期(16〜30巻)後期(31〜45巻)でわけるといつが好きですか?
意外に中期と後期かな。90年代の作品に慣れてると、どうしても初期は違和感があるんですよね。
33.ドラえもんに出てくるキャラクター、全部で何%くらい名前を言えますか?
う〜ん、無数にいるからなぁ・・・。半数は言えると思いますが(汗)
34.『ドラえもん』の中で好きなキャラクターを教えてください。(複数可)
主要キャラ以外だと、「銀河超特急」に出てきた車掌さん。あとキー坊かな。
35.その中でも一人に絞れと言われたら?
そうなってくると・・・ドラえもんしかいない・・・ってことになりますけど(^^;
36.逆に嫌いなキャラクターは居ますか?(複数可)
あぁ、アレ!「雲の王国」のノア計画を強制的に実行しようとした天上人!!(マニアックだな^^; 今になって見ると、彼らの言い分はわかるんですが。
37.映画のゲストキャラ(ピー助・ロップル君など)では誰が好きですか?
さっきも言いましたが「銀河超特急」に出てきた車掌さん。あとは「鉄人兵団」のリルルとか。
38.逆に「何でこんなキャラだすんだよ?」というキャラは居ますか?
いませんねぇ・・・。「ドラえもん」ほど無駄のないマンガも少ないと思いますが。
39.コミックスの中で一番好きな話を教えてください。
20巻の「超大作特撮映画『宇宙大魔人』」、26巻の「のび太の地底国」、33巻の「さらばキー坊」。
40.コミックスで嫌いな話を教えてください。
嫌いな話は特にないかなぁ・・・。のび太の行動に、若干イライラを覚えることはありますが(笑)
41.アニメで一番好きな話を教えてください。
アニメオリジナルだと、2000年に放映された「走れのび太!ロボット裁判所」。
42.アニメで嫌いな話を教えてください。
原作のイメージを尊重せず、やたらキャラクターの顔が変な話。要は大山ドラの末期の作品の一部ですか。
43.映画で一番好きな話を教えてください。
「のび太と銀河超特急」。初見の作品だったので。
44.映画で一番嫌いな話を教えてください。
嫌いな話は特に無いですが、「宇宙漂流記」や「翼の勇者たち」は正直キツかったかなぁ・・・^^;
45.『ドラえもん』の中で一番好きな表紙はどれですか?
24巻の飛行機の表紙。
46.一番笑った話はどれですか?
何だろう・・・?「きこりの泉」かなぁ。あのきれいなジャイアンはやっぱり伝説ですから(笑)
47.一番泣いた話はどれですか?
やっぱり「帰ってきたドラえもん」かなぁ。あと32巻の「しずちゃんさようなら」。
48.一番恐い話はどれですか?
「人間製造機」。あと「天の川鉄道の夜」も、何か怖かった思い出があります。
49.一番ネーミングセンスを疑う名は?
「ムシスカン」。何のために作ったの?(笑)
50.FFはA派ですか?F派ですか?
やっぱりF派ですかね。
51.『ドラえもん』に特にハマったのは最近ですか?昔からですか?
昔から。っていうか、物心付いた時から。
52.『ドラえもん』はアニメ派?原作派?
両方です。アニメも原作も、それぞれ違った味があると思いますので。
53.のび太のママとジャイアンのママ、どちらが恐い?
のび太のママのような気が・・・。勝手に道具をイジられますからね(^^;
54.作中で一番読んでみたい漫画は?(アバレちゃん、愛フォルテシモなど)
1カットだけ登場した、ジャイ子の描いた「アンコロモチ・ストーリーズ」。いったいどんなストーリーなんだろう・・・?
55.のび太の様な男性・しずかの様な女性は理想像?
う〜ん、しずかちゃんはちょっと高嶺の花なカンジですね(汗)
56.出木杉とのび太どちらになりたいですか?
のび太かなぁ。イイ人生おくれそうだし。
57.普段のジャイアンと映画のジャイアンどっちが好き?
同一人物です。区別してはいけません(笑)
58.しずちゃん派?しずかちゃん派?
アニメから入った世代なので、「しずかちゃん」。
59.のび太のパパとママ、どちらが好きですか?
パパ。
60.ちなみに誰の両親が一番理想ですか?
・・・と、なるとスネ夫の両親・・・いやはや、大きくなると、夢が無くなります。やっぱり金かよ(爆)
61.全てのキャラの中で兄にしたいのは?
ジャイアン。イイじゃないっすか、ああいうヒト(笑)
62.同じく弟にしたいのは?
人間ではないですが(笑)「アニマル惑星」のチッポ。
63.同じく姉にしたいのは?
これはもう間違いなくしずかちゃんでしょう。あとは雲の王国」のパルパルとか「魔界大冒険」の美夜子さん。
64.同じく妹にしたいのは?
ドラミみたいなしっかりしたヒトもイイかもしれませんね。
65.自分に一番似てると思うドラキャラは?
出木・・・じゃなかった^^;・・・のび太とスネ夫を足して2で割ってドラえもんを足したようなカンジ(何だそれ
66.気が合いそうなドラキャラは?
ドラえもんとのび太は合いそう。趣味が合いそうなのはスネ夫かな?
67.絶対合わなさそうなドラキャラは?
ムス子さん。彼女を笑わせる自信はありません・・・。
68.ドラえもんが「一個だけ道具あげる」と言ったら何もらいますか?(四次元ポケット・スペアポケットでもかまいませんが中身は使用できません。)
「ポラロイドインスタントミニチュア製造カメラ」。何故にこれ?・・・って、幼いころ一番欲しかったのがコレなんです。
69.ドラえもんの道具の中で絶対要らないものはありますか?
戦車を一撃で吹っ飛ばす「ジャンボガン」に、地球を一撃で吹っ飛ばす「地球破壊爆弾」。平和にいきましょ。
70.ドラえもんの道具の中で一番くだらないものは?
「遠くの人起こし用めざまし」。何のために使うの?(^^;
71.作中、一番名言だと思うのは?
しずかちゃんのパパの「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ云々」のくだり、それからウソ800を飲んだ時の、ドラえもんとのび太の「嬉しくない。ドラえもんと一緒に暮らさない・・・」というセリフ。変に飾らないで、素直に感動が伝わってくる名台詞だと思います。
72.大きくなってから「あぁ、そう言うことか」と納得した道具、話はありますか?
Yロウ。賄賂とかけていると知った時は、「おぉー」と思いましたね。
73.他人がドラえもんを連れて歩いていました。どうする?
その人そっちのけで友達になる。
74.ドラえもんをどう思いますか?
決してロボットであることを感じさせない、特別な存在。
75.のび太をどう思いますか?
ダメなヤツであることばっかりがクローズアップされるけど、実際、こんなにイイ人間はなかなかいないんじゃないかなぁ?
76.しずかをどう思いますか?
思わせぶりな態度は止めなさい(笑)
77.ジャイアンをどう思いますか?
何か常にドコかにいて欲しい存在。
78.スネ夫をどう思いますか?
もっと素直に生きて欲しいなぁ(^−^;
79.ドラミをどう思いますか?
時々は帰ってきてください。
80.出木杉をどう思いますか?
もう少しドラえもんとのび太の様子を見てください。
81.ドラえもんズ、どう思いますか?
世代だから違和感は無いんですが、声優交代の関係で、存在が抹消されたような気がするのは、気のせい?
82.感動中編、どう思いますか?
「帰ってきたドラえもん」「のび太の結婚前夜」は思い出すだけで涙が・・・(^^;他にも名作があるので、続々と映画化して欲しいなぁ。
83.F先生がお亡くなりになったあとの映画作品に違和感を感じますか?
違和感は拭えません。「太陽王伝説」や「ワンニャン時空伝」は、頑張ってたと思うんですが。。。
84.ドラえもんの世界にはいるとすれば最初に誰と友達になりたいですか?
ドラえもん。
85.文化祭の劇で『ドラえもん』をします。誰役がいいですか?
のび太が意外とやり易いかも(笑)
86.ネコは好きですか?
微妙・・・。
87.ネズミは嫌いですか?
やっぱり微妙・・・。
88.ドラ焼きは好きですか?
たまに食べる程度ですね。
89.ドラえもんがあなたの家に現れました!まずどうしますか?
とりあえずは、「お友達になって」。
90.しずかのお風呂シーンは実は楽しみ?
まぁ、由美かおると源しずかは、代名詞ですから(笑)
91.子供向け番組は好きですか?
子供向けだからといって、手を抜いていない作品が好き。しっかり作っていれば、子供も大人も無いと思いますから。
92.よく聴く音楽のジャンルは?
静かな曲や、和む曲。
93.『ドラえもん』以外は少女漫画派?少年漫画派?青年(成人)漫画派?
「ドラえもん」以外のマンガはあんまり読みません・・・。
94.上手にドラキャラが描けますか?(他人が何のキャラクターかすぐわかればセーフです)
全く描けません!!(−−;
95.本物、偽物問わず最終回はどれが好きですか?
「さようならドラえもん」は最終回じゃないんですよねぇ?じゃぁ、該当作品なし、というか、他を呼んだことが無い(^^;
96.主メンバー(5人)の声優言えますか?
新旧両方言えます。
97.22世紀にドラえもんは出来ていると思いますか?
あえて出来ないで、いつまでも夢の中の存在であって欲しいとも思います。
98.ドラえもんとのび太君、主人公はどっち?
両方。だって、「ドラえもん のび太の〜」でしょ?
99.『ドラえもん』について一言
今の自分の源。
100.長々と有難うございました。最後に一言。
これからも、「ドラえもん」は末永く愛されて欲しい!(^^)


(※これらの質問は→http://kajuharu.easter.ne.jp/から頂きました。ありがとうございます)
日本映画音楽界の最大の功労者といっても、過言ではない名作曲家・伊福部昭先生が鬼籍に入られた。

映画「ゴジラ」の音楽で知られる日本作曲界の重鎮、伊福部昭さん(いふくべ・あきら、元東京音楽大学学長)が8日午後10時23分、多臓器不全のため東京都目黒区の病院で死去した。91歳。


この話を知ったのは今日の朝だった。友人からの連絡によって始めてその旨を知ったのだが、正直言って動揺を隠し切れなかった。伊福部先生は昨年卒寿を迎えられ、まだまだ元気な印象だったので、尚更だ。

思えば、私の小学校時代は伊福部先生の曲によって支えられたと思う。幼いころから怪獣映画が大好きだった私は、「ゴジラのテーマ」を始めとして「怪獣大戦争マーチ」だとか「メーサーマーチ」だとか、「怪獣総進撃マーチ」などの所謂“伊福部マーチ”に惚れ込んだ。初めて自らのお金で勝ったCDも、伊福部先生の曲が入った「GODZILLA THE BEST」(1998年発売)だったと記憶している。
それ程、私の脳裏には、伊福部先生の楽曲がインプットされているのだ。



そういうワケで、今日は、伊福部先生のご冥福をお祈りすると共に、氏の栄光を思い入れたっぷりに振り返ってみようと思う。
最初に断っておくが、話は怪獣映画中心である。数ある楽曲のうち、怪獣映画の音楽だけについて語るのは、伊福部先生に失礼かもしれないが、好きなのです。あなたが手掛けた怪獣映画の音楽が。。。



まず何と言っても外せないのが、「ゴジラのテーマ」 であろう。1954年公開の映画「ゴジラ」に使われた楽曲であり、お馴染みの「ドシラ ドシラ♪」の曲である。もともと対ゴジラ用のテーマとして作曲されたこの曲は、75年の「メカゴジラの逆襲」で始めてゴジラのテーマ曲として使用され、「ゴジラVSビオランテ」以降の平成ゴジラシリーズで、ゴジラ自身のテーマ曲として定着した。伊福部先生が降板されてからの、新世紀ゴジラシリーズにも、機龍2部作(「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」)を除いて使用され、ゴジラ映画の代名詞といっても過言ではない曲である。ゴジラが出てくる時にはこの曲以外考えられない、という人も未だに多いし、海外でもこの曲はあまりにも有名だ。
無論、私も大好きな曲で、99年の「ゴジラ2000 ミレニアム」で「ゴジラのテーマ」が流れた時は、凄まじい鳥肌が立ったことを覚えている。では、この曲の何が私をこんなに引き付けるのだろう?それは一つに、伊福部先生の大きな特徴である「オスティナート」という手法が使われているからだろうか。オスティナートとは、同じ旋律を繰り返すことで、曲自体を印象深くさせる方法である。これを使えば、曲の旋律は自然と耳に残るし、印象的なモノになる。
また、低音楽器を使ったおどろおどろしいメロディも、ゴジラの恐怖感・躍動感と相まって印象的であった。あの曲は本当に、ノッシノッシと歩く、怪獣・ゴジラにピッタリだったのだ。
「ゴジラ」が世界的な映画シリーズとなったのも、伊福部先生の功績によるところも、また大きいのではないだろうか。

またこの有名な「ゴジラのテーマ」の他にも、伊福部先生は多くの怪獣のライトモチーフを手掛けている。前出の「ゴジラのテーマ」と共に、もう一つのゴジラのテーマ曲として作曲された「ゴジラの恐怖」。ラドンやモスラのテーマの混合バージョンなども作曲され実にバリエーションの多い曲で、「ゴジラのテーマ」とはまた違った魅力を醸し出している。実はゴジラ映画で最も多く使用された楽曲で、最新作「ゴジラ FINAL WARS」で使用されたのもコチラである。個人的には「怪獣大戦争」と「ゴジラVSメカゴジラ」で使用された楽曲が印象的だ。
ゴジラと並ぶ人気怪獣・キングギドラの「キングギドラのテーマ」を作曲したのも伊福部先生だ。64年の「三大怪獣地球最大の決戦」で始めて使われたこの楽曲は、宇宙怪獣としての不思議なキングギドラのイメージを、見事に表出させていた。平成シリーズでも、「キングコング対ゴジラ」の「激闘のテーマ」と共に再構成されて使用され、ファンは喜んだ。
キングギドラの他にも、恐怖感とスピード感を兼ね備える「ラドンのテーマ」、昭和と平成で旋律が違うが、より幻想的なイメージを追及した「モスラのテーマ」。「ラドンのテーマ」の原曲ともいえる「バランのテーマ」。伊福部先生唯一のメカ怪獣のテーマ曲である、「平成メカゴジラのテーマ」など様々なモノがあった。
いずれも、各怪獣の魅力を十二分に引き出し、画面から迫り来る怪獣たちの恐怖、躍動感、そして何よりかっこ良さを追求する素晴らしいものばかり。ホントに、時にはワクワク、時には恐怖させてもらったものだ。





そして、伊福部先生のもう一つの魅力が、高鳴るマーチ曲にあると言えよう!
怪獣映画におけるマーチの位置づけといえば、何といっても怪獣に向かう自衛隊を最大限に格好良く見せるというものだ。伊福部先生のマーチがあれば、どんな兵器も凄まじく格好良く見えてしまう。それだけで影響力大だ。最近の怪獣映画では、どちらかといえばファンファーレもイメージが高いが、やはり伊福部先生のマーチの右に出る者は、まだ現れていない。

さて、東宝特撮映画で使用された、数あるマーチの中で、一つの完成形と言えるのが、65年の「怪獣大戦争」に使用された「怪獣大戦争マーチ」だろう。「ゴジラ」の「ブリゲートマーチ」の完成形ともいえる名曲で、映画のメインタイトルと、人類の反撃シーンを大いに盛り上げた。この曲は往年の東宝特撮映画の名曲として、以後「ゴジラVSビオランテ」「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」にも流用され、ファンを躍らせた。そういえば、90年代に活躍した、格闘家・佐竹雅昭のテーマ曲にも使われていたっけ。とにかく、何回聞き返しても飽きない、映画史に残る名曲だ。
続いて印象的な楽曲を独断で挙げるとするなら、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」「ゴジラVSモスラ」「ゴジラVSデストロイア」に使われた「メーサーマーチ」(L作戦マーチ)だろうか。私個人として、「最も自衛隊を盛り上げる曲」であるように思う。特に「ゴジラVSモスラ」での丹沢でのゴジラ対自衛隊のシーンを大いに盛り上げ、少年時代の私はとてつもなく興奮したものだ。「サンダ対ガイラ」のオリジナル曲も新兵器・メーサー殺獣光線車を非常に“強そうに”見せることに成功している。
以下、作品順に楽曲を挙げてみよう。まず「空の大怪獣ラドン」の「ラドン追撃せよ」。「ゴジラVSキングギドラ」にも使われた楽曲だが、スピード感は抜群で、超音速で飛ぶラドンと航空自衛隊の戦いをスピーディに盛り上げた。続いて57年の「地球防衛軍」の「地球防衛軍マーチ」。楽曲としては、5分ほどの長めの曲だが、東宝特撮映画、初の「侵略モノ」としての貫禄を遺憾なく発揮した。さらには「大怪獣バラン」の「バランマーチ」、「宇宙大怪獣ドゴラ」の「航空隊攻撃開始」、「キングコング対ゴジラ」の「コング輸送作戦準備」など印象的な曲は山ほどある。そんな伊福部先生の楽曲を一度に聞ける、「宇宙大戦争マーチ」(「宇宙大戦争」)なんて曲もあるのだから、ファンは鳥肌必至だ。さらにさらに「フランケンシュタイン対地底怪獣」の「捜索のマーチ」だとか、「怪獣総進撃」の「怪獣総進撃マーチ」だとか、あぁ、もう挙げだしたらキリが無い!!
そしてそして、平成に入ってからは、「ゴジラVSメカゴジラ」の「Gフォースマーチ」だとか「ゴジラVSデストロイア」の「スーパーX3のテーマ」だとか・・・。
そういえば、昨年公開された「超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」には「海底軍艦」の「轟天号のテーマ」が使われていたなぁ・・・。それにしても、曲を思い出せば思い出すほど、聴いた時の感動が蘇ってくる。。。




どうだろう?駆け足で振り返った所為であまりにもまとまりのない文章になってしまったが、伊福部先生、それだけあなたの楽曲を愛していたのです・・・。


最後に、伊福部先生へ・・・。
私が知っているあなたの作った楽曲は、実はほんのひとにぎりかもしれません。でも私は、例えそれしか知らなくても、あなたの作曲した、怪獣映画の楽曲に酔いしれ、興奮し、時には泣かせていただきました。あなたがいるから、今の自分が存在しているといっても過言ではありません。そんなあなたの死を聞いて、私はとても驚きましたが、あなたの作曲した楽曲は、永久にこの世に残り続けますし、その意味で、あなたは永久に“現役”であり続けるのです。ありがとう、伊福部昭。。。




謹んで、伊福部昭先生のご冥福をお祈りいたします。。。



「怪獣大戦争マーチ」を聴きながら・・・
2005年2月9日 ゴジバト
「謎を解け!まさかのミステリー」にゴジラが登場するようだね。

そういえば、前にも「VSデストロイア」の時の“ゴジラの告別式”ネタでゴジラが登場したけど、何かつながりがあるのかなぁ?
さて、昨日の続き。
今日は前置き無しでレビューに入ろう。

(5)「ガメラ対大悪獣ギロン」
シリーズ5作目。前回のバイラスに続き、再び宇宙怪獣がガメラを襲う。今度の敵はナイフのような容姿を持つ、大悪獣ギロンだ!
ストーリーは、突如現われたUFOに乗りこんだ明夫とトムは、宇宙へと連れ去られ、謎の惑星の女宇宙人に捕えられてしまう。二人を救いに来たガメラは、宇宙人の番犬怪獣・ギロンと戦う!

前作があまりにも酷かったので、全く、いやホントに期待してなかったんだが、しなくて良かった。いや、前作よりは数倍マシなんだが、決して面白いと言えるシロモノではない。何を隠そう、敵の宇宙人は二人しか出てこない。星の生き残りだとかいう説明はされているけど、明らかな人件費の削減。物語もほとんど敵の惑星で繰り広げられるので破壊のカタルシスも無く、緊迫感も薄い。だいたい、劇中でバイラス星人のことが語られているのに、大人たちの誰もが宇宙人を信じていないこと自体矛盾しているので拍子抜け。それに肝心の宇宙人だって、二人じゃ侵略もクソもあったもんじゃない。見せ場であるハズのガメラ対ギロンの対決も相変わらず単調で盛り上がらないことこの上ない。申し訳程度に出てきた宇宙ギャオスとの対決のほうがよっぽど盛り上がったぞ。
シリーズも後半。そろそろシリーズにかげりが見えてきたのだろうか?見せ場はガメラの鉄棒における大車輪のみか。

(6)「ガメラ対大魔獣ジャイガ−」
大阪万博を舞台としたシリーズ6作目。ガメラにウェスター島の怪獣・ジャイガーが襲い掛かり、大阪で激突する。
万博会場に展示しようとしていた、ウェスター島の「悪魔の笛」の影響で大魔獣・ジャイガーが蘇ってしまった。大阪に上陸し、破壊の限りを尽くすジャイガーに立ち向かうガメラは、体内に卵を産み付けられてしまった。果たして、ガメラの生死やいかに・・・。

久々の力作の(ような気がする)作品。前作、前々作ととんでもない作品が続いたが、今回は少なくとも映画として一つの形を成している。時事的な万博をストーリーに絡めたのはなかなか上手いし、物語的にも破綻していない。当たり前のことだが、昭和ガメラでは破綻していないことのほうが少ないんだから仕方が無い。何より嬉しいのは久々に破壊シーンがあることだ。ジャイガーが大阪の街を破壊するシーンは、久々にガメラ映画が怪獣映画であることを思い出させてくれる。ガメラの体内に産み付けられたジャイガーの子供を撃退しに行くシーンも、多少の無理はあるものの、それなりに楽しませてくれる。ところが、せっかくガメラが蘇ったというのに、ラストの万博会場での決戦シーンがどうも盛り上がらない。これはガメラシリーズ全てにいえることだが、どうも対決シーンが物足りないんだよな。さすがにパビリオンを壊せとは言わないが、大阪城はバトルの過程で破壊しても良かったのではなかろうか。(その代わりに通天閣を倒すシーンはあるが)。マグネチューム光線は面白い武器だし、もう少しアイデアを練れば、「バルゴン」を超える名作になったんじゃないかなぁ?
最終的に盛り上がりに欠けるので、結局のところ佳作に終わってしまった作品である。

(7)「ガメラ対深海怪獣ジグラ」
71年に公開された7作目。社会問題となっていた水質汚濁を絡めた意欲作。深海怪獣ジグラがガメラを襲う。
ストーリーは、地球征服のためにやってきたジグラ星人は地球人を操り、自らの科学力を見せ付けるために東京にマグニチュード13の地震を起こして降伏を迫る。ところが、ジグラ星人はガメラに宇宙船を壊された上に、母性と異なる海の水圧で怪獣・ジグラに巨大化してしまった。ジグラを倒すためにやってきたガメラと鴨川シーワールドを舞台に地球の存亡をかけた戦いが始まる・・・。

事実上の昭和シリーズ最終作(何故かは後述)。またもや宇宙人ネタ。マンネリが完全に露になった作品。違うところは地球人が操られるといったことぐらいか。何ていうか今作は、子供を絡めたためにムリが重なりすぎた作品。映画を見ればわかるが、いくら何でもあんなにカンタンに宇宙船から脱出したり、物語に絡むことは不可能。ご都合主義の典型だ。でもそれがガメラなんだから仕方ないか。
また宇宙人の設定にしてもムリがありすぎ。水圧で巨大化するのは考えたな、とは思ったが、東京に大地震を起こすのは何故?だいたいマグニチュード13なんて地震を起こすメカニズムがわからない。ってか、マグニチュードが1上がるとエネルギーは32倍になるんだから、マグニチュード13なんてとんでもない数になると、東京タワーがぐんにゃり折れるぐらいで済むハズがない。それに、東京が地震に襲われるのに鴨川が無事なのもワケがわからない。さらに言えば地震のシーンが全くないので緊迫感もゼロ。「日本沈没」みたいに迫力ある映像は期待してないけど、せめて地震の過程ぐらい見せろよな。
ガメラとジグラの対決なんかはもう言うまでも無い。最後はガメラの火炎噴射のみで片がついちゃうので、バトルのカタルシスはあまり楽しめない。
とにかく、ムリにムリが重なった作品。大映も倒産間際だったわけで、かなり苦しかったのかもしれんな。

(8)「宇宙怪獣ガメラ」
1980年に公開された番外編。過去の作品のライブフィルムを使い、宇宙ギャオス以外の全ての怪獣が登場する。
ストーリーは、地球征服を企むザノン号は、ギャオス、ジグラ、バイラス、ジャイガー、ギロン、バルゴンの6大怪獣を地球に送り込んできた。コレに対し、我らがガメラが立ち向かう!

どうもガメラ映画は「4」の倍数が付く作品はどうしようもない出来になるようで、2度目の爆弾が投下された。いや、「ギロン」も「ジグラ」もひどかったけど、今回はそれの比じゃない。「バイラス」さえも越すかもしれない。
何故かと言えば、驚くなかれ特撮シーンのほとんどは過去のシリーズのフィルムの使いまわしなのだ!確かに、ゴジラ映画にも「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」という流用満載の作品があったが、あちらは最終決戦は新撮だったし、何より人間ドラマがしっかりしていたので違和感は少なかった。しかし、本作は特撮を流用するために人間のドラマをくっつけたとしか思えない。まぁ、過去の作品の総集編と位置づければ見れなくも無いが、だったら人間ドラマをしっかりして欲しいなぁ。ところどころに登場するマッハ文朱の変な踊りは失笑モノだし、何より登場人物たちに感情移入できない。特撮も過去の流用ばっかで面白くも何ともないし、やっと新撮があるかと思えばゴジラを馬鹿にしたようなシーンだった。わざわざ追加するようなシーンなのだろうか?冷めるだけだぞ。またガメラと宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999の共演シーンなんか唐突すぎて訳がわからん。
良かった点は、各怪獣が登場するたびに名前をテロップ表示したこと(何故かバイラスは「宇宙怪獣」でなく「水中怪獣」となっていたが)とナレーションが「奥様は魔女」の中村正だっだこと。正直言って、それだけ。






さて、次回は昭和「ガメラ」のまとめ。そして平成との比較について語っていこう。それでは。







「ガメラ対大悪獣ギロン」
監督:湯浅憲明 特撮:藤井和文
「ガメラ対大魔獣ジャイガー」
監督:湯浅憲明 特撮:金子友三
「ガメラ対深海怪獣ジグラ」
監督:湯浅憲明 特殊撮影:藤井和文
「宇宙怪獣ガメラ」
監督:湯浅憲明 特殊撮影:築地米三郎/藤井和文/金子友三(流用映像)
えー、お久しぶりです(^^;

最後に書いたのが8月24日だから、実に4ヶ月ぶりか。恐らくもう書くのをやめてしまったと思っていた方も多いだろう。まぁ、確かに最初はそのつもりだったんだが、一応冬休みに入った(まだ入っちゃぁいないんだけど)ということで、久々に更新してみようかと思った次第である。気付いてみれば、あれだけ語った「ゴジラ FINAL WARS」公開から一年だもんなぁ。

更新が滞っている間も40本以上の映画を見てはいるんだけど、それを全部書いていたらキリがないので、今日から2日間に渡ってまとめて書いてみようと思う。

さて、ということで、今回のテーマは「昭和ガメラ」である。


来年5月に公開される「小さき勇者たち 〜ガメラ〜」でガメラが久方ぶりに復活するということで、この機会に私はまだ未見であった昭和「ガメラ」シリーズを鑑賞してみることにした。「ゴジラ」のライバル会社である大映が送り出した怪獣映画ということで、素晴らしいシリーズを期待していたのだが、実際のところどうだったのだろう?

では、作品ごとに振り返ってみよう。

(1)「大怪獣ガメラ」
記念すべきシリーズ1作目。1965年製作にも関わらず、何故かモノクロで製作された作品。
ストーリーは原爆の爆発によって蘇った大怪獣ガメラが炎を求めて北海道に上陸する。人類はあらゆる手段で抵抗するが全く歯が立たない。やがてガメラは東京に上陸し、破壊のかぎりを尽くす・・・。

何だかどこかで聞いたことのあるようなストーリーだが、シリーズ1作目としては良く出来ているような気がする。ストーリーに原爆を絡めたり、口から火を吐いたり、東京を破壊したりとゴジラの2番煎じは否めないが、同時期のゴジラ映画が「怪獣大戦争」でエンターテイメント路線に移行していたころだから、当時は逆に新鮮たったかもしれない。しかしガメラの東京破壊シーンは結構物足りないし、スチール写真にあるような新幹線鷲掴みのシーンは本編には登場しない。特撮も「ゴジラ」に比べると格段に見劣りするし、あまり期待しすぎると楽しめないかもしれない。

(2)「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」
翌年にカラーで製作されたシリーズ2作目。ガメラの敵役として、冷凍怪獣バルゴンが登場する。
ストーリーは、ニューギニアの伝説の怪獣・バルゴンが謎の宝石から蘇り神戸に上陸。やがてバルゴンは大阪に現れ、口からの冷凍光線で大阪を氷づけに。そこにガメラが現れ、戦いを開始するが、ガメラも凍らされてしまう・・・。

「子供の味方」というイメージの強い「ガメラ」映画の中で唯一子供が登場しない作品。それだけに、ストーリーも人間のエゴを描いた大人向けの内容で骨組みもしっかりしている。ガメラとバルゴンの怪獣対決はとっても単調だが、バルゴンの神戸襲撃の迫力ある映像や、奇想天外なバルゴン対策など見所も多く、私はこの作品に昭和ガメラの最高傑作の称号を与えてイイと思う。後のシリーズのように子供が一切登場しなかったり、ガメラがまだ人間の敵であったりと、「子供の味方」のイメージが強い人には少々違和感があるかもしれないが、怪獣映画の在るべき姿を投影してくれたように思う(子供の味方が悪いと言っているのではない)。その分、ガメラがバルゴンと戦う必然性が感じられないが、人間の敵であるガメラもまた違った魅力があるだろう。特に前半のダム破壊シーンはダム決壊による濁流のシーンが素晴らしく、シリーズ最高の名シーンだろう。

(3)「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」
1967年公開のシリーズ3作目。ガメラの次に人気が高い(であろう)ギャオスの初登場作品。
ストーリーは、富士の異常な火山活動により超音波怪獣・ギャオスが蘇り、人々を襲い始めた。そこへギャオスを倒すためにガメラが飛んで来る。ガメラは子供をギャオスから救うが深手を負ってしまう。ガメラを撃退したギャオスはやがて人間を食うために名古屋に飛来するが・・・。

平成シリーズでも幾度と無く登場した人気怪獣・ギャオスの初登場作品。前回から一転して、完全に子供向けへの作風となった。それ自体を否定するつもりはないのだが、どうして人間を襲っていたガメラが、子供を救うために怪獣と戦うようになったのか劇中では一切説明されていないので、シリーズを通して見てみると違和感は否めない。しかしシリーズの転機になった作品として、大いに評価されるべき作品であると私は思う。
特撮はギャオスが操演丸分かりなのを始めとして相変わらず「ゴジラ」に比べると格段に見劣りするが、それでも、怪獣の武器に新たに「切断する」というモノを持ち込んだのは特筆に値する。それに人間を鷲掴みにする映像は、今見てもなかなか恐怖感に溢れる映像に仕上がっているといえるだろう(これでギャオスの着ぐるみの出来がもう少し良かったら・・・)。名古屋の破壊シーンは少々物足りないが、ガメラとギャオスの戦いはシリーズの中で一番楽しめるのではなかろうか。

(4)「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」
68年に公開されたシリーズ4作目。今度はイカのような容姿の宇宙怪獣・バイラスがガメラを襲う。
ストーリーは、地球征服にやって来たバイラス星人は二人の子供を捕らえてしまう。救出に出現したガメラも敵にコントロールされ、東京を破壊し始める。人類に明日はあるのか・・・。

さて、最後に爆弾を一発落としておこう
シリーズ4作目にして、究極の作品に出逢ってしまった。ストーリーだけ見てみると、なかなか面白そうなんだけれど、本編を見てみると、ここまで脱力感の拭えない映画があるのだろうか、とも思ってしまう。何を隠そう、緊迫感がまるでない。何だかやれ「国連」やれ「降伏」なんて言葉を出して無理やり盛り上げようとしているが、バルゴンやギャオスの時みたいに、本気で対策しているとはとても思えない。何かあっという間に降伏を決めてしまうし。これじゃぁホントに地球に宇宙人が来たら、終わりだな。
特撮もほとんど過去の作品からの流用。ガメラが東京を破壊するシーンは突然画面がモノクロになる。何故だろう?緊迫したシーンのハズなのに大爆笑してしまった。
しかし、この作品のミソはもっと他にある。劇中に登場するバイラス星人が、ガメラの記憶を15分で探るシーンが登場するのだが、何と聞いて驚くでない。回想シーンが20分も続くのだ!そんな馬鹿な、である。ホントのことだから仕方ない。過去3作品の名場面を、ご丁寧に人間ドラマも込みで見せてくれるのだ。それがやっと終わったかと思えば、またまた低調なドラマが続く。クライマックスのハズのガメラ対バイラスの対決も単調すぎてつまらないといったらありゃしない。
間違いなく、シリーズ最低の作品であることは必至だ。正直、怪獣映画を見て怒りを覚えたのは初めてだった。ひどいと言われる「ゴジラ対メガロ」を見たときもここまでの感情は浮かんでこなかったんだがなぁ・・・。

ある意味、爆笑の一作である。









さて、次回は「ガメラ対大悪獣ギロン」から「宇宙怪獣ガメラ」までを総括したいと思う。それでは。







「大怪獣ガメラ」(65)
監督:湯浅憲明 特撮監督:築地米三郎
「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」(66)
監督:田中重雄 特撮監督:湯浅憲明
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」(67)
監督:湯浅憲明 特殊撮影:藤井和文
「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(68)
監督:湯浅憲明 特撮:藤井和文
以前、「クイズ!ヘキサゴン」の改悪について書いたが、その後からアクセスログにおいても次のような言葉が連発している。


ヘキサゴン 変わった
ヘキサゴン なぜ 変わった
ヘキサゴン 改悪
クイズ!ヘキサゴン 改悪



なるほど。思っていることはみんな同じなのね・・・。

正直なハナシ、私がここで何を言おうと、フジテレビには何にも届かないんだけど、まぁ、イイじゃない。今一番言わせて貰っても。



とにかく最近の「ヘキサゴン」はつまらない。

以前の形式は「駆け引き」というモノを売りにしており、「セーブくずし」や意外な戦略など見ごたえも充分で、放送開始当初はクイズ番組が「ミリオネア」「ウィーケストリンク」など海外のモノに依存する傾向から打開出来るのでは?などの声もあり、好評の番組だった。実際、視聴率自体も初回から安定し、すぐさま人気番組の地位を獲得したように思える。
ところが、番組開始(正確にはもっと前からだが、今回はゴールデンを基準にすることにする)から2年が過ぎたかと思ったときの、突然の改悪である。


確かに最近の「ヘキサゴン」の視聴率12%前後で推移し、あまり良いとは言えなかった。だからこそ、番組が起死回生のテコ入れによってさらに面白くなるかと思ったが、どうでもいい「視聴者アンケート」や無駄な「60秒クイズ」の連発など、明らかにかつての視聴者を遠ざけるテコ入れを行った。これじゃ視聴率が下がっても仕方が無い。
だがフジテレビというのは、昔からテコ入れというものに無駄な自信を持っているらしく、番組の内容は元に戻るどころか更に悪化を始めた。

そしてとうとう、番組の内容自体が大きく変わってしまったのだ。





「クイズ!パレード」の初回を見たとき、私は間違いなく9月で番組が終了すると思った。




ところが、この世の中、起きそうもないことが起こるもので、視聴率は上昇を始めたのだ

先週に至っては、視聴率は16%を超えたという。




これには驚いた。
やっぱり紳助にはこっちの内容のほうが適切だったのか?でもこれって「簡易版オールスター感謝祭」みたいで全然差別化出来てないような気がするんだよなぁ。第一、今日放送された「クイズ!ナイスキャッチ」ってまんま「オールスター〜」だよなぁ。

あぁ、もう今のテレビ界で純粋なクイズ番組を期待することは出来ないのだろうか?「ミリオネア」は相変わらず「STUDY!」に無駄なVTRを付けてクイズ部分をカットするし、「タイムショック」は半年に一回なのにも関わらず、クイズの難易度は有り得ないぐらいに低いし・・・。







でも、「行列早抜けリレークイズ」だけはそこそこ面白いんだよなぁ。





だからこそ、余計前の形式に、戻りづらくなってるのか知れないねぇ。。。
今日のお話は先日見てきた「スターウォーズ エピソード3」のお話。
実は見に行ったのは7月の終わりのほうなんだけど、時間が無くてレビュー書けなかったんだよね。

クローン大戦が勃発し、アナキン(ヘイデン・クリステンセン)とアミダラ(ナタリー・ポートマン)の秘密の結婚から3年後、分離主義者の勢力はますます拡大。共和国側は窮地に追いこまれていた。アナキンはシス卿のダース・ティラヌス(クリストファー・リー)を死闘の末に倒すが……。




いわずと知れた「スターウォーズ」シリーズの最終作。もともと「スターウォーズ」という作品は他のシリーズ作と違って、4.5.6→1.2.3という特異な作り方をしているワケなのだが、この作品はその位置関係から、「結末が始めから分かっている」というある意味貴重な映画作品である。
だがそれは、あくまで旧3部作を見ている人間からの視点なワケで、全くのスターウォーズ初心者な私は、そんなことは全く関係なかった。何を隠そう、「スターウォーズ」の「ス」の字も知らない私は、過去の作品を一切見ないでこの作品を鑑賞することに抵抗があった。だって、「オビワン」とか「アナキン」とか言われても、何が何だか全然わからない。ってか、帝国軍って何?シスって何?聞けば聞くほど頭がこんがらがるんですが・・・。



そんなレベルである。


幸い、「ドラえもん」の一エピソード「天井うらの宇宙戦争」(てんとう虫コミックス19巻収録作品)で、スターウォーズのパロディがあったので、R2−D2や、ダースベーダーに関しては知っていた(映画「のび太の宇宙小戦争」もそうか)。なので、最悪の事態(?)は回避できたわけで・・・。




さて、いささか前置きが長くなってしまったようだが、本題に入ろう。映画の感想である。

・・・うん、なるほど。
まぁ・・・面白いんじゃない?

映画の出来としては及第点かなぁ・・・?

上手く言えないんだけど。。。

何かフツーに文章にしてもまとまりそうな気がしないんで、以下感想を箇条書き。


・やっぱりシリーズをある程度見ておかないと鑑賞はキツイ。予備知識無しでも見れなくは無いけど、主人公の心の変化とかが掴みづらい。冒頭でこれまでの経緯を文章だけで説明されてもねぇ・・・。
・何故主人公が悪になってしまったのかが初心者にはわからん。
・SFXの技術はやっぱり素晴らしい。ところどころCGっぽさが目立ったが、さすがはハリウッド!
・何で溶岩に焼かれても生きれるの?



・・・うん。我ながら、何てまとまりの無い感想なのだろう(^^;

でもねぇ、見終わっていまひとつ内容が思い出せないのも事実なんだよね・・・。やっぱりシリーズものは、ある程度過去の作品を予習してから見ないといけないんだろうなぁ。。。







「スターウォーズ エピソード3 〜シスの復讐〜」
監督・製作総指揮・脚本 :ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム 音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:ヘイデン・クリステンセン/ユアン・マクレガー
/ナタリー・ポートマン/フランク・オズ

これからの予定

2005年8月21日
「夏休みに入って更新出来る」なんて豪語していたのがウソのよう。8月もほとんど更新出来なかったワケで、ここもそろそろ閉鎖しようか、なんて考えたんだけれども、それじゃぁあまりにもふがいない、ということで、今一歩続けさせていただこうかなぁ、なんて思うんだよね。

そんなこんなで、8月26日でここも1周年を迎えるわけだけど、せめて今週ぐらいは毎日更新したいと思っている。

何を隠そう、鑑賞した作品がいくつか貯まっているので、ネタは尽きない。それが唯一の救いだね。



以下、近日レビュー予定の作品。



「スターウォーズ エピソード3」
「ゼブラーマン」
「ローレライ」DVD版
「ゴジラ対メガロ」

一言だけ。



最近友人が自然現象を予知できるようになりました











そんなアホな思うでしょ?
私も聞いたときは「何をアホなコトを言ってるんだ、コイツは」と思ったんだが、3回連続でピタリと当てやがりました。



ええ。
詳細は被災者の気持ちを考慮して伏せるが、人間、誰にでも一つぐらい才能があるものなのね。
さてさて、お盆も後半に入ってUターンラッシュが始まったようだが、何だか最近私は忙しくて帰省もままならない。
とはいっても、好きな映画は欠かさず見に行ってるんだけどさ。
そういうワケで、今日のお話は、先日鑑賞した、映画「亡国のイージス」について。


国家に反旗をひるがえしたイージス艦副長・宮津二佐(寺尾聰)は、全ミサイルの照準を東京首都圏内にあわせる。国家への復讐(ふくしゅう)に燃える宮津から艦を取り戻すために、先任伍長・仙石(真田広之)は、過酷な闘いに挑むが……。



「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に続く福井晴敏原作の映画・第3弾。それが本作「亡国のイージス」である。前2作はスタッフ・キャスト共に魅力的で私はとても楽しめたのだが、本作は正直な話、前情報などを聞いてもいまひとつピンと来なかった。いやいや、寺尾聰や中井貴一など日本を代表する俳優陣が出演しているし、ストーリーも予告編も期待できるものだった。
でも何だか違うんだよなぁ。

そんなコトを考えながら映画を見てみたんだが、映画の途中ぐらいで気が付いた。要するに、全体的に暗い印象なんだよな。何ていうか感傷的だったわけで・・・。
「ローレライ」にしても「戦国自衛隊」にしても何かしら“箸置き”的な存在が用意されていた(中尾くんとか)んだけど、今回は最初から最後まで暗いテンションで映画が続くから、気が休まらない。その辺に違和感を感じたのかもしれない。

でも、だからといって映画がつまらなかったかというと、そうじゃないんだよね。うん。面白かったよ。
個人的には「戦国自衛隊」のほうが好みだけど、全体的に濃い出来で、どちらかといえば軍事マニア(^^;の私にも楽しめた。まぁ、ある程度自衛隊とかそういった方面に詳しくないとキツイ映画ではあるかもしれない。そういった意味では怪獣映画に感謝だな(?)。また政治ドラマでもあるようなカンジがするので、そういったモノがうっとうしいと思うヒトにはあんましオススメ出来ない。
まぁ、つまり何が言いたいかっていうと、好みが分かれる映画ってコトかなぁ。最初から最後まで頭使わなきゃいけないし、「?」と思う部分も結構あるから、ボーっとしてると展開が速い分物語に置いておかれる気もする。波に乗れればとっても面白いんだけど。

不満点を挙げるとするならば、あのヒロインは何者だったんですか?


上映後に一緒に行った女友達と二人で首傾げたぞ。マジで。何ていうか、取って付けた様な役っていうか・・・。最後もアレ、スクリューに巻き込まれたってコトなの?その辺も描写不足。

一方技術的な面だけど、こっちは及第点かなぁ。ミサイル発射シーンは手に汗握ったし、アクションシーンもなかなか良かった。
・・・と思ってたら、ラストの東京湾のシーンにのけぞった。どうしてあんなチャチな合成になるの?ハイ、びっくりしました。今どきTVの特撮モノでもあんな不自然にはならないぜ?一体特撮誰がやったんだろう?と思ったら神谷誠さんじゃない。神谷さんだから、上手くやってくれると思ったんだけどなぁ。。。


総括すると、この作品は、好みの分かれる映画ということだね。特撮好きや軍事ファン、政治ドラマなどシリアスな作品に慣れている方にはとても面白い。でも、そういった予備知識的なモノが無いと2時間辛いかもしれない。







最後に余談。
上ではあんな風に書いたけど、一緒に行った全然自衛隊とか政治とかに興味の無い女友達は絶賛してました(^^;
上映中、普段良く食べる彼女の手が止まっていたから、こちとら終わった後「つまんない☆」とか言われるんじゃないかとヒヤヒヤしてたんだから。マジで。

そう考えると結構万人向けなのかなぁ、この映画・・・。
う〜ん、私もまだまだ「井の中の蛙大海を知らず」だねぇ。。。



あ、そういえば何でフーバスタンクの「THE REASON」を使わなかったの?CMであんなに流れてたのに・・・。挿入歌か何かじゃなかったわけ・・・?








「亡国のイージス」
原作:福井晴敏 脚本:長谷川康夫/飯田健三郎
音楽:トレヴァー・ジョーンズ 特殊技術:神谷誠 監督:阪本順治

仙石恒史:真田広之 宮津弘隆:寺尾聰
如月行:勝地涼 渥美大輔:佐藤浩市 服部駿:池内万作
佐伯秀一:佐々木勝彦 瀬戸和馬:岸部一徳 宮津芳恵:原田美枝子
梶本幸一郎:原田芳雄 ヨンファ:中井貴一

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