本当は、昨日このタイトルで日記を書こうと思っていたのですが、最後まで書ききることができず、全然「ヒロリン」のタイトルにそぐわないと判断して、急遽変更いたしました。
昨日は、中途半端な終わり方をして、申し訳ありません。
ということで、「ハムスターのひまちゃん」の続きです。

ハムスターなどの齧歯類の小動物は基本的に夜行性なので、暗いところや狭いところが好きなようです。
運動不足解消のためや、ケージの掃除のために外(室内ですけれども)に出してやると、一目散に棚の裏や机の下など、光の届かないところへ駆けていきます。
奥に引っ込んでしまった「ひま」をケージに戻すのが、また一苦労でした。
机の下や棚の奥を覗き込んで、「いた!」と思ったら、なんとかうまくおびき出します。
しかし、油断するとまた別の場所に駆けてゆくのです。 ← 意外にすばしっこい。
なかなか出てこない場合は、「ひま」の大好物、ひまわりの種でおびき出す作戦を決行します。
最初に「カサカサ」と音をさせて、出てきそうな場所に置いておく。
そのまましばらく知らんぷりをしていると、「ひま」は辺りをこそこそと窺いながら出てきます。
食い意地のはった「ひま」は、ひまわりの種を見つけると、袋に頭を突っ込んで食べていました。
食べるのに夢中になっているのを見計らい、そーっと捕まえてケージに戻します。

「齧歯類」の名の通り、小さな体に似合わず歯は丈夫です。
だんななどは、何回か指をかまれて血をにじませていました。(かすり傷ですけれども)
なので、娘はかわいい「ひまちゃん」と遊びたいけれども、かまれるのも怖いという、アンビバレントな状態におりました。
そんな様子を端から見ているのは、なかなか面白くもあり、微笑ましいものがあります。
「ひまちゃん、おいでー、ひまー」と一生懸命呼びかけるんだけれども、いざ「ひま」がこそこそ……と近づいてくると、びくんと体を硬直させ後ずさる娘。
そのくせ、ひまがぷいっと別の方向に行ったり、棚の奥などに隠れようものなら、「ひまー! おいでったら! ひまー!!」と、半泣きになりながら追いかけていきます。

また、どんな小さな隙間にも入り込んでしまうため、探し出すことができずにいたこともありました。
てっきり、もういなくなった(部屋の外に逃げ出した)ものと思い込み、親子3人で「いなくなっちゃったね……」とで話していました。
ところが、夜になったらいきなり「ひま」がこそこそ……と現われたんです!
この機会を逃してはならぬと、必死に「捕獲大作戦」を敢行し、無事、捕まえることができました。

そんなこんなで、すっかり家族の一員となったと思っていた「ひま」ですが、そんな日は長く続きませんでした。
残暑が厳しい初秋のある日、だんなが仕事から帰ってきて開口一番「あれっ、ひま、動いてないよ」
「うそっ」と思いつつケージに近づいてみると、すでにひまは冷たく、硬くなっていました。
去年はとりわけ夏の暑さが厳しかったため、暑さにやられてしまったようです。
あろうことか、ひまのいるケージを暑さの一番厳しい西側に置いておいたのも、ひまの死を早めることになってしまった原因のひとつだと思います。
「どうして、もっと早く気づいてあげられなかったんだろう……」と後悔の気持ちでいっぱいになりました。

ひまは、その週の土曜日に、家の脇の土に埋めてあげました。
天国でも、元気に走り回ってね、ひま。

まだ寒い日が続いているので、ペットを飼うには早いと思いますが、暖かくなったら「飼ってもいいかな」と思えます。 ← きちんと世話をしろよな!
そんなところに、降ってわいたような「子リスのヒロリンブーム!」
「シマリスもいいなー、かわいいなー」なんて、ついミーハー心を出しちゃいました。

今日、出先で「小動物の飼い方の本」を読んでいたら、やはりシマリスはハムスターよりも飼い方が難しいようです。
値段も、ずっと高いですし。
ただ、夜行性の多い小形の齧歯類のなかでも珍しく、朝や夕方に活発に活動するそうです。
うーん。
今度、娘の前で「ほら、リスちゃんかわいいね、飼ってみたい?」とでも唆してみようか〜。
でも、もし飼ったとしても、さすがに名前は「ヒロリン」とは付けられないなー。
(なんだか、由来がばれてしまいそうで怖い)
そうだ! 名前は娘に付けさせて、ひとりのときにこっそりと「ヒロリン」と呼ぶことにしよう〜。

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